よろこびが集ったよりも

郁代が病んでいるとき、旅立った時、 星野富弘さんの詩が、いつも温かく包んでくれました。 よろこびが集ったよりも 悲しみが集った方が しあわせに近いような気がする 強いものが集ったよりも 弱いものが集ったほうが 真実に近いような気がするしあわせが集…

「いのちって、ひかっとるん?」

隣の保育園の“つぶやき集”から お喋りしていて 「生まれ変わっても、この保育園に来たい!」 (5歳児) 「先生、赤ちゃんほしい?じゃあ、ケンカしたらだめや。 やさしくせんなん。 仲良くしとったらいいよ。 私のパパとママも仲良くしとったから私が生まれ…

子どもは授かるものです

マンサク 大谷大学教授 一楽 真先生の話「真宗の救い」「子どもは育てるものではありません。授かるものです」 という授業中の先生のことばに感動しました。 生まれて初めて聞きました。大学の前期試験の答案にこのように書いた学生さんがいました。 その学…

 “母さん 私を生んでくれてありがとう”

(再掲)ふとしたことから知った、NHK特集まるごと(2013年3月11日)の番組内容、 「津波に濡(ぬ)れた手紙」が、心に沁みました。 抜粋です。・・・・・ 2年前の3月11日、町の職員だった娘の未希さんは、この庁舎から最後まで避難を呼びかけました。 …

はるのかぜ 

孫のSちゃんの通った保育園では、 “まどみちおさんの詩”を、卒園式に一人ひとりが暗唱していました。 Sちゃんの発表した詩は、「はるのかぜ」でした。 はるのかぜ まどみちお わたしのほほに きてさわる やさしいかぜの ゆびさきに はなのにおいが しみて…

彼らは命令しないのです

近くの鎮守の森 〈折々のことば〉 327 鷲田清一彼らは命令しないのです。 半藤一利1944年秋、零戦で敵艦に体当たりして散る特攻作戦が軍令部で起案された。 ある幹部が航空隊副長を言いくるめるため、 副長に任せるという上官の架空の意思を伝えると、 …

渡辺のおっちゃん

宛名は 〇〇の〇〇市〇〇公園、そして公園の絵地図、 テントの絵とおっちゃんの似顔絵を描き、 “渡辺のおっちゃん”と書いて手紙を出したかっこちゃん。 このお話しが大好きです。 なんと、おっちゃんに手紙が届いていたのです。渡辺のおっちゃんの話 山元加…

『 間違い』

『草にすわる』を受けての、谷川俊太郎さんの『間違い』 『間違い』 谷川俊太郎 わたしのまちがいだった わたしの まちがいだった こうして 草にすわれば それがわかる そう八木重吉は書いた(その息遣いが聞こえる) そんなにも深く自分の間違いが 腑に落ち…

 『草にすわる』

『草にすわる』 八木重吉 わたしのまちがいだった わたしの まちがいだった こうして 草にすわれば それがわかる 八木重吉は、1898年生まれ。 結核を患い29歳で亡くなられました。お寺の法話で、とても心に沁みるお話をされたM師から、 この詩をよくお…

「いっぱいがんばったらダメやよ〜」

隣の保育園の“つぶやき集”から 雛人形をみていて 「あれ ほしいなあ・・・」 「どの お人形ほしいの?一番上のおひなさま?」 「あれはいらん!」 「じゃ あのお雛様のとなりの お内裏様?」 「そんなの いらんげんて・・・。 まさとのほしいの、あの お菓子…

金澤泰子・翔子さん母娘

ダウン症候群の金澤翔子さんは、二十歳のときに初の個展を開いて以来、 多くの人に感動を与える書道家として活躍しています。 翔子さんを支えるお母さまの泰子さんも、後進を指導するベテランの書道家です。 「ダウン症の娘を授かり、かつては悲嘆にくれたこ…

飛雲閣

高嶋礼子の「日本の古都」(BS‐TBS24日)で、西本願寺が紹介されていました。 〜かつて「六条御殿」と呼ばれた名刹に隠された真実とは? 知られざる歴史物語〜3年前のグループ旅行では、東本願寺参拝後、 西本願寺の内部を案内していただき、飛雲閣外観…

難波の春は夢なれや 

雪の朝 今日の詩吟教室は気分を変えて「和歌」でした。 津の国の 難波の春は夢なれや 葦の枯葉に風わたるなり 『新古今集』 西行法師(1118-1190)の歌で、 能因法師(998-1050頃)の『後拾遺和歌集』 心あらむ 人に見せばや津の国の 難波わたりの春のけしき…

もう何も失いたくねえ

街を歩いていたら、 う〜ん いい香りが・・・一瞬、しあわせな気持ちになりました。垣根に沈丁花が咲き始めていました。 〈折々のことば〉 320 鷲田清一知らないうちになくなっていることも多いし、 なくなっていることすら、気づけねえこともある 復興途中…

颯爽と歩く

家の近くの浅野川歩道にホオジロ 午前中は晴れていたので、犀川までお散歩に。コウライアイサ♀? カワアイサ♀かもしれません。 以前撮ったコウライアイサ♂ 川岸にいたのはツグミ コガモがたくさんいました。 手をつないだ年配のご夫婦が通り過ぎていきました…

金沢翔子さんの新たな旅立ち

土曜夜のEテレは金沢翔子さんで、 とても素敵な番組でした。いきいきとエネルギッシュに躍動する筆。 全身から生み出される自由でのびのびとした「書」。 金澤翔子さんは去年ニューヨーク国連本部に、 「世界ダウン症の日」日本代表として招待されました。…

京都へ

五年前の旅行一日目、保津川下りの前日の記事、 こちらもすっかり忘れていたので、再度読めてよかったです。 私の場合、 自分が後で読み返すためにブログを書いているのだ、と思っています。東本願寺 御影堂の屋根 こんな文章でした。 ・・・・・ グループで…

なつかしの保津川下り

写真家のinuwanさんは、 ブログでいつも郷愁を誘う日本の原風景を紹介してくださいます。保津川下りの船だまりでは、きちんと並んだ舟が春を待っていて、 あまりの美しさに圧倒されました。その時、すっかり忘れていた「私の保津川下り」を思い出したのです…

下駄が汚れているのは

毎年一度、近くのお寺で松本梶丸師のお話をお聞きしたことがあります。 どのお話も、わたしのことだなあとうなずくばかりでした。 悩むというのは 自覚である 悩まされるというのは 無自覚である (曽我量深) 悩むというのはもっとも人間らしい尊い姿である…

お靴はけばいいのにね

今朝は快晴 家の前に山側環状の三つ目トンネルがあって こちら側が浅野川の上流 歩いて10分、トンネルを抜けると犀川の上流にでます。 街の中では遠く隔たっている二つの流れも上流で接近していて、 昨日は犀川、今日浅野川という風に、よく川べりを歩きま…

能登の海は冬景色

先日はご近所仲間と日帰りで里山の温泉に行ってきたばかりですが、 今回は夫の希望で七尾湾に面した和倉温泉でした。 車は控えて電車で1時間、何度も来ています。 おしゃれでシンプル、女性に人気な宿が気にいっています。冬空と能登島大橋 カモメ 能登島大…

ずっと今のままがいい

あの頃のみくちゃんとの会話 思い出すと楽しくなります。 「おじいちゃんはどうして髪の毛が白いの?」 「パパもおじいちゃんになったら白くなるんだよ」 「ママも?」 「そうだよ」 「そしたらおじいちゃんとおばあちゃんが二人ずつになっちゃうよ。 パパと…

「夢千代日記」

金沢市民劇場例会は前進座特別公演「夢千代日記」でした。 2月13日 於・金沢市文化ホール「夢千代日記」はNHKドラマ人間模様として1981年と翌年、 さらに「新・夢千代日記」として1984年に放映されました。 吉永小百合さんが、胎内被爆者として…

落ち穂拾いの小さな足音にこそ耳をそばだてたい

〈折々のことば〉 305 鷲田清一時の流れがね、落っことしていったものを一番後ろから拾いながらトボトボと行くっていうのが、私には合ってるかなって思うんです 中島みゆき 時代の浮かれの中で目もくれられずまたぎ越されてしまうもの、 時代の厚い雲にさえ…

すみれ会

30年以上続く“すみれ会”年一回の日帰り温泉行。かつては若妻としてご近所さん同士、というだけの繋がり。 当初20人のメンバーが順次高齢となり、亡くなったりで、今では10人に。行く日も温泉宿もずっと同じです。 犀川の上流、山懐に抱かれた「滝亭」 …

ケンミンショーで“かぶら寿司”

昨夜の「秘密のケンミンSHOW」は日本全国お漬物祭りで、 金沢の“かぶら寿司”特集から始まりました。かぶら寿司とはブリの塩漬けを挟んだカブの漬物で多くの店が寒ブリを使用、 米麹で発酵させたなれ寿司の一種です。 地元デパートのお歳暮売り場にあるかぶら…

大根

白いごはんに大根寿司がおいしくて、 食べ過ぎないかと心配になります。 刺身のツマ、なます・・・寒さに向かってから、 大根たっぷりの「おでん」はこれで何度目でしょう。ブリ大根も絶品です。毎日毎日、大根をおいしくいただいています。大根の味大根はい…

ゆめとうつつ

お知り合いのスミレさん、 おしゃれなインテリアショップ&手作りお菓子が人気で、 時々おしゃべりタイムを過ごさせていただきました。5年以上たっても新婚熱々のご夫婦、どこへ行くのもご一緒でした。去年の秋ごろからご主人の体調が少し悪いようにお聞き…

浅野川にも春

昨日はまぶしいほどの青空 いつも待ってくれている“しらさぎ”に会いに行って来よう!浅野川にも春の息吹が感じられます。 いました! 郁ちゃん、あなたに会えました。 空はどこまでも青く 冠雪した山々がきれいでした。 めまぐるしく変わる天候、 今日は一転…

あなたはだあれ?

羽の青い鳥なら、イソヒヨドリとかオオルリですよね。初めてみました。 近くの広い野原で、遠くに見つけたお腹の青い鳥、 大きさ、お腹の模様などはツグミに似ているのですが・・・。 撮鳥見鳥さんの里山野鳥図鑑で調べてもわかりません。 あなたはだあれ? …