ヘレン・ケラー 輝ける魂
たまたま出会ったのですが、何度も見れるようにアップしました。
ヘレン・ケラー 輝ける魂
ヘレン・ケラー 名言集 〜障壁を乗り越えて
ヘレン・ケラーに会われたことがある
中村久子さんが思い出されました。
ナレーター 何時まで経っても、芸人生活から抜け出すことの出来ない苦しみ。自分で選んだわけではない。
逆境を、自分のものとして受け容れることの出来ない苦しみ。
そうした苦しみから、久子を解き放ってくれたのが、『歎異抄』だったのでした。
昭和二十四年、久子、五十二歳の時、自伝『無形の手と足』の中で、次のように書いています。
与えられた境遇より他に、如何とも出来ぬ私でした。
それより他に致し方のない自分なのでした。
自己をはっきりと見せて下さった。
そして、自分の行くべき道を法の光に照らして下さった親鸞様。
爾来(じらい)、私の崇拝の的は人間親鸞様であります。
業(ごう)のある間、何十年でも見世物芸人でいいではないか。
やめろと、仏様がおっしゃるときが来たら、やめさせてもらえばよい。
来なかったら業の尽きるまで芸人でいよう。
こうした決心がついたら、煮えたぎっていた坩堝(るつぼ)は坩堝(るつぼ)のまま坩堝(るつぼ)でなくなりました。
ある ある ある
さわやかな
秋の朝
「タオル 取ってちょうだい」
「おーい」と答える
良人(おっと)がある
「ハーイ」という
娘がおる
歯をみがく
義歯(いれば)の取り外し
かおを洗う
短いけれど
指のない
まるい
つよい手が
何でもしてくれる
断端(だんたん)に骨のない
やわらかい腕もある
何でもしてくれる
短い手もある
ある ある ある
みんなある
さわやかな
秋の朝