「無有好醜」
私の“ウオーキング街道”には、
一時間前後のところに魅力的なスポットがちりばめられています。
わざわざそこへ出かけるというより、
ちょっと寄ってひと休み・・・という感じなのです。
「大拙と柳宗悦」展後期では、
柳宗悦・書「無有好醜」が展示されていました。
直筆原稿「南無阿弥陀仏」もありました。
柳宗悦の思想は、
「名も無き民衆が美を作ろうという意識を持たずに作り上げた美の世界こそ、
真の美がある」
という民衆的工芸、すなわち「民芸」です。
「民芸」が美しいのではなく、「民芸」は美しいものが生まれる土壌なのであると主張し、
生涯を通して民芸品の「美」を追求しました。
☆無有好醜(むうこうしゅ)の願
『仏説無量寿経』に説かれる。
阿弥陀仏が法蔵菩薩のときに立てた48の誓願である。
「四十八願」の第四願
「たとひわれ仏を得たらんに、
国中の人・天、形色不同にして、好醜あらば、正覚を取らじ」