たんぽぽの詩28

目の見えない兄のDちゃんを思いやる弟のTちゃん。
Dちゃんのお母さんも素敵な方でした。
保育園に勤務していた時、皆さんに会えてよかったです。


(お母さんのノートから)


母が 一生忘れないだろうなーってことば
  

  母 「Tちゃん あかちゃんのとき とってもかわいかってんよ。
    ずーっと目あけとって。
    ほかのあかちゃん みんな目つむっとっても 
    ずっと目あけとった。」
  

  T 「じゃあ、(兄の)Dちゃんは?」
  

  母 「ずーっと目つむっとった。目あけんかった。」
  

  T 「じゃあ あした Tちゃん Dちゃんうんであげる。
    そして かっこいい かっこいい
    ずーっと目あけとるDちゃん うんであげる。
    Dちゃん いまでも目あけんもんね。」
                             (3歳児)