2008-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

今年の海外のニュースとしては、北京オリンピックがありました。テーマソング(NHK)はミスチルのgiftでした。 ところで、私が忘れられないのはシドニーオリンピックです。あの時、 シドニーから郁代の熱狂が伝わってきました。 「やわらちゃんの応援にき…

今年の10大ニュース

今年の「北陸の10大ニュース」が新聞にでる頃です。 1番目のニュースは「浅野川、豪雨ではんらん」でした。 7月28日、金沢市を襲った豪雨で市内を流れる浅野川が55年ぶりにはんらんし、流域の2万世帯5万人に避難指示が出た。 全壊2、半壊9,一部損壊7…

保育園

郁代が子どもの頃通っていた、我が家の隣りにある保育園です。 リニューアルして、すっかりイメージチェンジしました。コンセプトはメガギャメラ? 病状が悪化して動けなくなり、ベッド上の生活になった時も、一日中子どもの笑い声が聞こえました。 「泣き声…

おくりびと  (1)

先日、「納棺夫日記」著者の青木新門さんの講演を聴く機会がありました。「納棺夫日記」は、 本木雅弘主演映画「おくりびと」の原作といわれています。 映画は私も観てきましたから、お話が興味深く、とてもよかったです。『同朋』1月号には、 青木さんの著…

♪ ここにいるよ

何気なくテレビをつけたら あっ、青山テルマさんが歌っています。昨夜の 「♪ あなたにあえて 本当に よかった〜」に答えるかのように 「♪ ここにいるよ〜」です。不思議でなりません。 郁ちゃんからのプレゼントがまだ続いているようです。 ♪どんなに とおく…

♪ 言葉にできない 

今年は、同窓会が二回ありました。 中学と高校です。和倉温泉でありました。年賀状に一人ひとり「あなたにあえてよかった」と書いていたら、 突然、テレビから小田和正の歌声が聞こえてきました。クリスマススペシャルでした。 ♪ あなたに会えて ほんとうに …

誕生日

雪絵ちゃんの詩 より 誕生日 私今日生まれたの。 一分一秒のくるいもなく、今日誕生しました。 少しでもずれていたら、今頃 健康だったかもしれない。 今の人生をおくるには、一分一秒のくるいもなく生まれてこなければいけなかったの。 けっこうこれってむ…

mikuちゃん

年が明けると1歳を迎えるmikuちゃん。 最近、自宅の階段をハイハイで5,6段上がっていくようになりました。ikuちゃんが空に還って寂しくなった我が家に、舞い降りてきたmikuちゃん。 ikuちゃんは生まれ変わってmikuちゃんになりました。 生まれる

「これまで完璧やったわ」

「会いたい人、みんなに会えてよかった。 あしたから、わたしだけの時間にして静かにすごすわ・・・。 これまでお母さん、完璧やったわ。 必要なもの、必要なことが、いつも直ぐに用意されていたもの・・・」 力になれなかった・・・、助けてやれなかった・…

だれもが愛し愛されるために生まれてきた

新刊「宇宙は、今日も私を愛してくれる」(山元加津子・著) が発売されました。 山元さんは郁代が大好きな方でしたから、さっそく買ってきて読みました。 宇宙は、今日も私を愛してくれる作者: 山元加津子出版社/メーカー: 三五館発売日: 2008/12/15メディ…

浅野川のほとりで

「はすの実会」の帰り道、 赤羽ホールで高円宮妃久子様の「鳥の写真展」を見ました。 乗鞍の雷鳥が心に残っています。太田さんにも会いました。気持ちの良いお天気だったので、浅野川に沿って歩いて帰りました。 4年前の冬、きょうのように暖かな日に私が散…

また会おうね

かくも早く死する命と思はねばあそびに来よと言ひて別れつ 八上彦一 (「私語の刻」) 目にとまったこのような句が私に強く迫るのでした。 「またくるね!」「また会おうね!」郁代の友達は皆そう言って、 又会えると信じて疑わなかったはずです。その年の2…

冬ソナ通りのイルミネーション

近くの太陽が丘に、「冬ソナ」通りがあります。つい最近まで紅葉して晩秋を告げていた通りに、 イルミネーションが灯ったのです。雪が降った時が本当の「冬ソナ」なので、見学者も多くなります。 あのころは「冬ソナ」がブームでした。郁代はDVDで「冬の…

悼む人

悼む人作者: 天童荒太出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/11/30メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 104回この商品を含むブログ (171件) を見る 愛や死への思い問う鏡のような物語 〈ぼくは、亡くなった人を、ほかの人とは代えられない唯一の存在として…

自分をすきになること

きのうの、山元加津子「いちじくりん」]から今日は常滑で[1/4の奇跡の映画と講演会]があり、 呼んでいただきました。 主催をしてくださったいおりさんの舞台挨拶で私、 涙がとまらなくなりました。「僕は23年間ずっといいかげんに生きてきました。 何を…

あなたが見守ってくれているから

郁代が写したシドニー湾 「8月14日本日郁さんの命日で早3年目になりますね。 オーストラリアから社員一同ご冥福をお祈りしております。 上司のエディーさんからもくれぐれも宜しくとのことです。 ジミー田中さんや明石ひろみさんなど、縁のある方とお会い…

冬の寒さに凍えそうな時も

山元加津子さんの携帯配信メール「しっぽみたいに」から 冬の寒さも 冬の暗さも 抱きしめるように 本当はあたたかなんだと想えるのは やっぱりあなたが そこにいてくれるからだと 思うのです。 かつこhttp://www2.nsknet.or.jp/~kakko/sippo.htmlhttp://itij…

北陸の寒さは

先日おいでくださった郁代のお友達を迎えたのは、雪が舞う今冬一番の寒さでした。北陸の冬って感じかな? 今回は雪で遊びながら、きっと郁代ちゃんも一緒に 私たちと兼六園を回ってくれていたと思います。(晴子さん) 金沢は雪国で改めてやはり驚きました。…

宇宙の約束

郁代が最期に手に取っていた本の中に、 山元加津子さんの「本当のことだから」がありました。この本には「千の風になって」も載っていました。 「1/4の奇跡〜本当のことだから〜」という映画が自主上映映画として話題を呼び、各地で多くのボランティアスタ…

お友達

一転、今日は快晴です。昨日、亡き郁代の友人がきてくださいました。 オーストラリアで仲良しだった大原氏、晴子さん、玉置さんの三人。 金沢城と兼六公園の雪吊り見学。雪が舞っていました。寒い日だったけど、石川県立美術館内の辻口シェフの人気スイーツ…

きちんと一生懸命に生きていました

「遊雲さん 父さん」著者・有國 智光氏の文章で、「“死にかけている遊雲”などというのは一回たりともいなかったのです」 「逃げ場のない、遊雲本人にとっての生を “きちんと一生懸命に生きていました”」 に出会ったとき、 ああ、娘も全くその通りだったなあ…

残っていた手紙

郁代とはその頃メールでやりとりしていたのでしたが、 珍しく手紙が残っていました。 オーストラリアの MurrumbidgeeRiver の 美しい切手が貼ってありました。差出人は IKUYO OURA 404/39 Mclaren St North Sydney NSW 2060 Australia 最後にこう書かれてい…

我が子は菩薩だったのだろう

「遊雲さん父さん」著者の有国智光さんが“我が子は菩薩だったのだろう”とおっしゃっておられます。 「遊雲は、病気になる前も後も、いつもただ遊雲でした。 病気を通じて遊雲らしさがよりわかりやすく出た面はあると思いますが、 生まれたときからマイペース…

「がんばれ」とはいえない

残り少なくなったある日、 「もうがんばれない」と郁代は言いました。「これまでよくがんばったね。 よく辛抱したね。 本当によくがんばったね。 いっぱいいっぱいほめてあげるよ」 と言うのが精一杯でした。 身体は、どこをさわっても痛いので こころで抱き…

いっしょに泣いてくれる人

家族にがん患者がいて、苦しんでいる人がいます。 「あなたにあえてよかった」(大浦静子・著)を 繰り返し何度も読んでいると言われる。あなたにあえてよかった作者: 大浦静子出版社/メーカー: 北國新聞社出版局発売日: 2006/10/13メディア: 単行本購入: 6…

新聞連載「親鸞」

今日の「親鸞」(五木寛之・作)より ほとけはつねに いませども うつつならぬぞ あわれなる ひとのおとせぬ あかつきに ほのかにゆめに みえたもう “ほとけはつねに いませども”とは 「なにがあっても だいじょうぶ」 ってことなんだろうか。だれもがいっぱ…

晩秋

空が青く、高い。 なんて気持ちの良い日だろう。太陽が丘のメタセコイヤ通りが紅葉し、秋の終わりを感じさせます。

原田大介くんの詩

養護学校で、山元加津子先生との交流で心を開いていった大助くんは 心打つ多くの詩を書いています。私はいつもこれらの詩に、心洗われているのです。 葉っぱだって 石ころだって そこにあるだけで 心を動かす力がある。 それが”ある”ということなんかな 僕だ…

ありがたい

あの辛さの中で、 郁代は「ありがたい」のメッセージを遺そうとしました。 「家族のやさしさに気づいたことが、 病気の辛さ以上に有り難いことやわ」 うれしそうに言った郁代を思い出した。 明るい顔だった。 あの辛さの中で、 「有り難い」と言えることが不…

最後だとわかっていたなら

郁代は自分が最後だとわかっていたから 「あなたを愛してる」と家族に、恋人に、友人に伝えようとしました。 この詩のように・・・。 「最後だとわかっていたなら」 作・ノーマ コーネット マレック / 訳・佐川 睦 あなたが眠りにつくのを見るのが 最後だと…