だれもが愛し愛されるために生まれてきた

新刊「宇宙は、今日も私を愛してくれる」(山元加津子・著)
が発売されました。
山元さんは郁代が大好きな方でしたから、さっそく買ってきて読みました。


宇宙は、今日も私を愛してくれる

宇宙は、今日も私を愛してくれる


どのようなこともなるようになっている   (p89)


 ある日のこと、あるお坊さんに出会ったときのことです。不思議なことやわからないことがあるとどんなことでも聞かずにいられない私は、お坊さんに
「“悟る”とはどういうことですか?“南無阿弥陀仏”とはどういう意味ですか?」と尋ねました。
お坊さんは「どういうことを“さとる”のかというと、どんなことも、なるようになっているということです。偶然はなく、いつも起きるべくして起き、出会うべくして出会うのです。それから“南無阿弥陀仏”とは、人がむなしく生きなくてすむように、“もの”や“こと”や“人”がまわりにあらわれて出会うことができるということです。
まわりにある“もの”も“こと”も“人”もみんなその人に必要だからこそ、そこにあるのです」ととても優しく教えてくれました。


郁代が最期の夜に言った言葉が思い出されてきました。