2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

白い手紙

三つ目トンネルからの車列です。 除雪車フル回転 「シドニーなら私が案内するよ」 雪は郁ちゃんからの手紙ですね。 日本の冬は、オーストラリアの夏です。 郁代の職場からは、シドニー湾が見渡せました。 友人とよく郊外へでかけた郁代です。 (郁代のアルバ…

エアーズロックへの旅

「エアーズロック」の別名で知られる、 オーストラリア中部の巨大な岩山「ウルル」、 高さは346メートルあります。 ウルルとはアボリジニの言葉で「偉大な石」を意味し、 ふもとには多くの洞窟があり、内部にはアボリジニの描いた壁画が残るアボリジニの聖地…

不思議な物語

人と人は思いを伝え合って、そして、ひとつの命を進んでいく・・・。 「満月はきれいと僕は言えるぞ」(三五館) を出版された山元加津子さんのきょうのメルマガに、 感動的な「不思議な物語」が載っていて、うれしくなりました。 次のような内容でした。 今…

み佛さまの花ぞのに

もうすぐ3歳のミクちゃん 郁ちゃんが亡くなった後に、孫のミクちゃんがうまれました。 家族が「ミクちゃん、ミクちゃん」と呼ぶと、 私には「郁ちゃん、郁ちゃん」と聞こえ、 「郁ちゃんはどこ?」と探したものでした。 ミクちゃんが郁ちゃんの生まれ変わり…

「満月をきれいと・・・」のあとがき

昨日は「満月をきれいと僕は言えるぞ」(三五館)のまえがきを紹介しました。 山元加津子さんの「まえがき」は、このように結ばれていました。 ・・・・・ 今日は月がきれいです。 宮ぷーはある日急に涙を見せて 「満月をきれいと僕は言えるぞ」と言いました…

「満月をきれいと・・・」のまえがき

予約してあった近くの本屋さん(Kabos)へ、 「満月をきれいと僕は言えるぞ」(三五館) を受け取りに行きました。 わ〜い、うれしい! 正面入ってすぐに5冊平積みされていました。 表紙がとってもきれいで、目立っていたよ。 他の方にも買って頂きた…

「満月をきれいと僕は言えるぞ」

今日のかっこちゃん(山元加津子)のメルマガは、 こんな文章で始まっていました。 ・・・・・ 去年の12月20日は、私にとって特別な日でした。 すごくうれしい日でした。 あこがれの村上和雄先生にお会いして、 舞台でお話をすることができました。 それは「…

鼓門

「武士の家計簿」を見たのは、金沢駅近くのフオーラス・イオンシネマです。 このあたりへよく出向くのは以前住んでいた生家があるからで、 今は弟一家が暮らしています。 JR金沢駅の鼓門(つづみもん)です。 やかんのオブジェは、待ち合わせの場所に使う…

映画「武士の家計簿」

昨日、「武士の家計簿」見てきました。 実在する168年前の猪山家の家計簿から、 家族の絆の強さが伝わってきます。 堺雅人さんぴったりでした。 夫を献身的に支える仲間由紀恵さんの演技が、心に沁みました。 「ごくせん」とは一味違った凛としてけなげな…

いいことさがし

佐藤さんの挽歌に載っていた「いいことだけ日記」に、 深く共感しました。 ・・・・・ 「いいことだけ日記に」 (朝日新聞 ひととき 掲載) 「やっと無罪放免になったわ」と胃がん手術をした友人が、 5年経ったことを伝えてきて、「本当によかったね」と喜…

こころ

2歳のミクちゃんを見ていると、 金子みすずの次の詩が想い出されるのです。 こころ 金子みすゞ おかあさまは おとなで大きいけれど おかあさまのこころはちいさい だって、おかあさまはいいました ちいさいわたしでいっぱいだって わたしは子どもで ちいさ…

あなたは何も悪くないよ

一条さんのハ−トフルブログで紹介されていた 『僕を支えた母の言葉』をここにお借りします。 「がんと告げられた」とシドニーの郁代から電話があった時、 とっさに私の口から出た言葉が 「郁ちゃんは何も悪いことしてないよ」でした。 自分が発病したことを…

柔らかく優しい時間

「明日保育園の運動会だから、見に来てね」 シドニー滞在中の頃、 姪のあいちゃん(3歳)が国際電話を掛けると、 「う〜ん」・・・郁代は返答に困っていたものでした。 病状が進んでも幼い者たちにはわかりません。 姪たちの前で郁代は普段通り振舞っていた…

遺される者へ

3か月近く食事ができない状態で心身の辛さと向き合っている郁代を前にして、家族はずっと緊張の中にいました。 安静にする時間も惜しんで次々と友人に会い続ける行為は、 苦しくて見ていられないほどでした。 そして、ようやくわかってきました。 『郁代に…

また会える

郁代が会わせてくれた一条真也さんのブログに共感しました。 ・・・・・ 人間が最も物語を必要とするのは、愛する人を亡くした時です。 死別はたしかに辛く悲しい体験ですが、 その別れは永遠のものではありません。 必ずまた愛する人に会えるのです。 風や…

懐かしのオーストラリア

郁代のお別れの旅は海外からはじまりました。 12時間のフライトに耐えるには、この時(2005年2月)が体力の限界です。 病気が再発するまで八年間過ごした懐かしのオーストラリアへ。 この時、どこで、どなたにお会いしたのか私は全く知りませんでした…

最期の時間に

何年か前までは、 終末期を迎えた病人に対し、家族は一分一秒でも延命の努力をすることに懸命でした。「とにかく入院して治療を続けて!」 医療関係者も患者にとって過酷な医療行為を最後まで続けることが多かったように思います。 そこには病人自身の願いが…

お別れの旅

一条真也さんのハートフルブログに『あなたにあえてよかった』が紹介され、 郁代から両親にあてた手紙も紹介されていました。 「おとうさん おかあさんへ」 わがままな娘でごめんね。 いつもつっけんどんでごめんね。 口が悪くてごめんね。 心配ばかりかけて…

「挽歌」がとりもった縁です

昨日初めてお会いした一条さんと私は、 佐藤修さんのブログ「節子への挽歌」の読者として知り合いました。 お互いの著書を持っています 佐藤さんが二人のツーショットについてブログで紹介してくださいました。・・・・・節子への語りかけの、この挽歌にも読…

雪は天からの手紙

郁ちゃん 昨日の初雪は、やっぱりあなたからの手紙だったんだね。「あなたにあえてよかった」で、一条真也さんと郁ちゃんが出会えたのがうれしくて、手紙をくれたんだね。 一条さんは九州の方だからと、喜こんで頂こうとしたんだね。 ユーモア大好きな郁ちゃ…

出会いは奇跡

郁ちゃん、不思議なことが起こりました。 ハートフルブログ が縁で一昨日初めて知り合った一条真也さんと、もう出会えるなんて夢のようです。 一条さんが昨日に続き北陸大学で講演をなされ、 厚かましくも学生に交じって聴きに行って来たのです。 ドラッカー…

あえてよかったね

著名な一条真也のハートフルブログに、 「あなたにあえてよかった」や、 mikutyanの日記が丁寧に紹介されていて、とてもうれしかったのです。 「あなたにあえてよかった」は、 「あなたにあえたおかげで、34年間の私の人生は充実していました。 あなたにあ…

最後だとわかっていたなら

「これまで、お母さん、完璧やったわ。 必要なもの、必要なことが、いつも直ぐに用意されていたもの…」 「あなたにあえてよかった」より 郁代の最後の言葉でした。 この動画を見ると、 郁代との最後が思い出されてなりません。 「最後だとわかっていたなら」…

冬ソナ通り

イルミネーションの隠れた人気スポット。 すぐ近くなので、歩いて行ってきました。 次々と、写真を撮りに訪れる人で賑わっていました。 通りの入口です。 冬ソナ通り 郁代は病床で、 その頃人気の「冬のソナタ」のDVDをよく見ていました。 冬ソナ通りは秋…

習字する!

お姉ちゃんが習字していると、 「ミクもしゅうじする!」 2歳のミクちゃんかわいすぎるわ。 郁ちゃんの小さい頃を、思い出してしまいます。

武士の家計簿

映画『武士の家計簿』原作者の磯田道史さんが、 今日の徹子の部屋のゲストでした。 作者のお話が楽しく聞けて、映画に一層興味がわいてきました。 加賀藩が取り上げられていて、 人気の堺雅人さん、仲間由紀恵さんが主役ですね。 監督 森田芳光 キャスト 堺…

煩悩が見える

よく読ませていただいている仏教ブログがあります。 一休道歌を味わうでは、 「さこそ姿の醜(みに)くかるらん」が、深く私を言い当てていると、 感じいりました。有難いことでした。 ここに、転載させていただきます。 煩悩が見える 人心(こころ)鏡に写る…