2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 『草にすわる』

『草にすわる』 八木重吉 わたしのまちがいだった わたしの まちがいだった こうして 草にすわれば それがわかる 八木重吉は、1898年生まれ。 結核を患い29歳で亡くなられました。お寺の法話で、とても心に沁みるお話をされたM師から、 この詩をよくお…

「いっぱいがんばったらダメやよ〜」

隣の保育園の“つぶやき集”から 雛人形をみていて 「あれ ほしいなあ・・・」 「どの お人形ほしいの?一番上のおひなさま?」 「あれはいらん!」 「じゃ あのお雛様のとなりの お内裏様?」 「そんなの いらんげんて・・・。 まさとのほしいの、あの お菓子…

金澤泰子・翔子さん母娘

ダウン症候群の金澤翔子さんは、二十歳のときに初の個展を開いて以来、 多くの人に感動を与える書道家として活躍しています。 翔子さんを支えるお母さまの泰子さんも、後進を指導するベテランの書道家です。 「ダウン症の娘を授かり、かつては悲嘆にくれたこ…

飛雲閣

高嶋礼子の「日本の古都」(BS‐TBS24日)で、西本願寺が紹介されていました。 〜かつて「六条御殿」と呼ばれた名刹に隠された真実とは? 知られざる歴史物語〜3年前のグループ旅行では、東本願寺参拝後、 西本願寺の内部を案内していただき、飛雲閣外観…

難波の春は夢なれや 

雪の朝 今日の詩吟教室は気分を変えて「和歌」でした。 津の国の 難波の春は夢なれや 葦の枯葉に風わたるなり 『新古今集』 西行法師(1118-1190)の歌で、 能因法師(998-1050頃)の『後拾遺和歌集』 心あらむ 人に見せばや津の国の 難波わたりの春のけしき…

もう何も失いたくねえ

街を歩いていたら、 う〜ん いい香りが・・・一瞬、しあわせな気持ちになりました。垣根に沈丁花が咲き始めていました。 〈折々のことば〉 320 鷲田清一知らないうちになくなっていることも多いし、 なくなっていることすら、気づけねえこともある 復興途中…

颯爽と歩く

家の近くの浅野川歩道にホオジロ 午前中は晴れていたので、犀川までお散歩に。コウライアイサ♀? カワアイサ♀かもしれません。 以前撮ったコウライアイサ♂ 川岸にいたのはツグミ コガモがたくさんいました。 手をつないだ年配のご夫婦が通り過ぎていきました…

金沢翔子さんの新たな旅立ち

土曜夜のEテレは金沢翔子さんで、 とても素敵な番組でした。いきいきとエネルギッシュに躍動する筆。 全身から生み出される自由でのびのびとした「書」。 金澤翔子さんは去年ニューヨーク国連本部に、 「世界ダウン症の日」日本代表として招待されました。…

京都へ

五年前の旅行一日目、保津川下りの前日の記事、 こちらもすっかり忘れていたので、再度読めてよかったです。 私の場合、 自分が後で読み返すためにブログを書いているのだ、と思っています。東本願寺 御影堂の屋根 こんな文章でした。 ・・・・・ グループで…

なつかしの保津川下り

写真家のinuwanさんは、 ブログでいつも郷愁を誘う日本の原風景を紹介してくださいます。保津川下りの船だまりでは、きちんと並んだ舟が春を待っていて、 あまりの美しさに圧倒されました。その時、すっかり忘れていた「私の保津川下り」を思い出したのです…

下駄が汚れているのは

毎年一度、近くのお寺で松本梶丸師のお話をお聞きしたことがあります。 どのお話も、わたしのことだなあとうなずくばかりでした。 悩むというのは 自覚である 悩まされるというのは 無自覚である (曽我量深) 悩むというのはもっとも人間らしい尊い姿である…

お靴はけばいいのにね

今朝は快晴 家の前に山側環状の三つ目トンネルがあって こちら側が浅野川の上流 歩いて10分、トンネルを抜けると犀川の上流にでます。 街の中では遠く隔たっている二つの流れも上流で接近していて、 昨日は犀川、今日浅野川という風に、よく川べりを歩きま…

能登の海は冬景色

先日はご近所仲間と日帰りで里山の温泉に行ってきたばかりですが、 今回は夫の希望で七尾湾に面した和倉温泉でした。 車は控えて電車で1時間、何度も来ています。 おしゃれでシンプル、女性に人気な宿が気にいっています。冬空と能登島大橋 カモメ 能登島大…

ずっと今のままがいい

あの頃のみくちゃんとの会話 思い出すと楽しくなります。 「おじいちゃんはどうして髪の毛が白いの?」 「パパもおじいちゃんになったら白くなるんだよ」 「ママも?」 「そうだよ」 「そしたらおじいちゃんとおばあちゃんが二人ずつになっちゃうよ。 パパと…

「夢千代日記」

金沢市民劇場例会は前進座特別公演「夢千代日記」でした。 2月13日 於・金沢市文化ホール「夢千代日記」はNHKドラマ人間模様として1981年と翌年、 さらに「新・夢千代日記」として1984年に放映されました。 吉永小百合さんが、胎内被爆者として…

落ち穂拾いの小さな足音にこそ耳をそばだてたい

〈折々のことば〉 305 鷲田清一時の流れがね、落っことしていったものを一番後ろから拾いながらトボトボと行くっていうのが、私には合ってるかなって思うんです 中島みゆき 時代の浮かれの中で目もくれられずまたぎ越されてしまうもの、 時代の厚い雲にさえ…

すみれ会

30年以上続く“すみれ会”年一回の日帰り温泉行。かつては若妻としてご近所さん同士、というだけの繋がり。 当初20人のメンバーが順次高齢となり、亡くなったりで、今では10人に。行く日も温泉宿もずっと同じです。 犀川の上流、山懐に抱かれた「滝亭」 …

ケンミンショーで“かぶら寿司”

昨夜の「秘密のケンミンSHOW」は日本全国お漬物祭りで、 金沢の“かぶら寿司”特集から始まりました。かぶら寿司とはブリの塩漬けを挟んだカブの漬物で多くの店が寒ブリを使用、 米麹で発酵させたなれ寿司の一種です。 地元デパートのお歳暮売り場にあるかぶら…

大根

白いごはんに大根寿司がおいしくて、 食べ過ぎないかと心配になります。 刺身のツマ、なます・・・寒さに向かってから、 大根たっぷりの「おでん」はこれで何度目でしょう。ブリ大根も絶品です。毎日毎日、大根をおいしくいただいています。大根の味大根はい…

ゆめとうつつ

お知り合いのスミレさん、 おしゃれなインテリアショップ&手作りお菓子が人気で、 時々おしゃべりタイムを過ごさせていただきました。5年以上たっても新婚熱々のご夫婦、どこへ行くのもご一緒でした。去年の秋ごろからご主人の体調が少し悪いようにお聞き…

浅野川にも春

昨日はまぶしいほどの青空 いつも待ってくれている“しらさぎ”に会いに行って来よう!浅野川にも春の息吹が感じられます。 いました! 郁ちゃん、あなたに会えました。 空はどこまでも青く 冠雪した山々がきれいでした。 めまぐるしく変わる天候、 今日は一転…

あなたはだあれ?

羽の青い鳥なら、イソヒヨドリとかオオルリですよね。初めてみました。 近くの広い野原で、遠くに見つけたお腹の青い鳥、 大きさ、お腹の模様などはツグミに似ているのですが・・・。 撮鳥見鳥さんの里山野鳥図鑑で調べてもわかりません。 あなたはだあれ? …

きいちゃん

結婚式で「妹は私のほこりです」といわれたお姉さん。「きいちゃん」(山元加津子著)は小学校6年生の教科書に載り、 その後中学校の道徳の副読本にも載りました。 きいちゃんは今も、和裁を続けています。 きいちゃん かっこちゃんのメルマガ 第1081号 「宮…

「これもいい」「あれもいい」

小林カツ代さんのお元気で明るい声が聞こえてきそうです。 〈折々のことば〉 302 鷲田清一 「これもいい」「あれもいい」という発想のほうがおいしい料理を作れる。 小林カツ代 すぐに作れるおいしい料理を紹介し、忙しい親たちに支持されていた料理家は、 …

両鏡相照

「鈴木大拙館」の企画展 「両鏡相照(りょうきょうあいてらす)―学習院時代の大拙・幾多郎―」 が始まったので、行ってきました。 近道を通って往復2時間、ウオーキングコースにぴったりなのです。21世紀美術館の近く、 街中にありながら静寂な空間に身を…

つもった雪 

つもった雪 金子みすゞ 上の雪 さむかろな。 つめたい月がさしていて。 下の雪 重かろな。 何百人ものせていて。 中の雪 さみしかろな。 空も地面もみえないで。 雪が積もると、自分の家のことだけで精一杯になります。 家は壊れないか、 暖はとれるか、 食…

うその春

ある晴れた日に 「きょうは うその春ねんね」(うその春なんだね) 節分になると必ず思い出す大好きな言葉、 子どものまっすぐな感性にドキッとさせられます。 幼児の“つぶやき集”から雪一面の景色を見て一言 「うわ〜すっげ〜 ここはしろの世界か!」 (5…

カワウ

気持ちよく晴れた日曜日、犀川を散歩。 カワウ(河鵜)を初めて見ました。 1月31日

不条理

多くの若い命が奪われた軽井沢バス事故 同乗していて友人を失った、学生の言葉が心に残っています。「日常の何でもない日々が、どんなに大切だったか知らなかった・・・」 お寺の掲示板で見かけました。 きのう“理不尽”と書いていて、「病気だけは“不条理”だ…