あなたにあえて

はるのかぜ 

孫のSちゃんの通った保育園では、 “まどみちおさんの詩”を、卒園式に一人ひとりが暗唱していました。 Sちゃんの発表した詩は、「はるのかぜ」でした。 はるのかぜ まどみちお わたしのほほに きてさわる やさしいかぜの ゆびさきに はなのにおいが しみて…

なつかしの保津川下り

写真家のinuwanさんは、 ブログでいつも郷愁を誘う日本の原風景を紹介してくださいます。保津川下りの船だまりでは、きちんと並んだ舟が春を待っていて、 あまりの美しさに圧倒されました。その時、すっかり忘れていた「私の保津川下り」を思い出したのです…

能登の海は冬景色

先日はご近所仲間と日帰りで里山の温泉に行ってきたばかりですが、 今回は夫の希望で七尾湾に面した和倉温泉でした。 車は控えて電車で1時間、何度も来ています。 おしゃれでシンプル、女性に人気な宿が気にいっています。冬空と能登島大橋 カモメ 能登島大…

浅野川にも春

昨日はまぶしいほどの青空 いつも待ってくれている“しらさぎ”に会いに行って来よう!浅野川にも春の息吹が感じられます。 いました! 郁ちゃん、あなたに会えました。 空はどこまでも青く 冠雪した山々がきれいでした。 めまぐるしく変わる天候、 今日は一転…

不条理

多くの若い命が奪われた軽井沢バス事故 同乗していて友人を失った、学生の言葉が心に残っています。「日常の何でもない日々が、どんなに大切だったか知らなかった・・・」 お寺の掲示板で見かけました。 きのう“理不尽”と書いていて、「病気だけは“不条理”だ…

理不尽

ヒマラヤユキノシタ 花言葉は「忍耐」 「実は私もキレそうになるときがあるのですよ」 というお話をしたところ聴衆に大変喜ばれましたと、 渡辺和子さんもおっしゃっています。ブログ友でもあるお知り合いのマミちゃん。 他人の苦しみ、悲しみにいつも寄り添…

冬ソナ 本番 

あなたが迎えた最後の冬、“冬ソナ”がブームでした。 一緒に見に行った近くの冬ソナ通り、見学者で連日賑わっていましたね。 厳冬にも楽しみがあります。 冬ソナ 本番 1月26日 冬ソナ通り 紅葉の時

「これは治せません」

永年“胃腸が弱い”という自覚があります。 牛乳はダメ、ケーキやアイスクリームを食べる時は恐る恐る・・・昔の一般家庭では、“越中富山のくすりやさん”の置き薬がありました。 定期的にやってきて新品に入れ替え、使用した薬を補完していくシステムです。現…

雪は天から送られた手紙である

今日も雪、あなたからの手紙が届くと思うとわくわく(?)します。 あの日から雪は、冷たいものではなく、 暖かいものに変わりました。郁ちゃん あなたも行ったことありますね。「中谷宇吉郎 雪の科学館」 [ 雪は天から送られた手紙夜になって風がなく気温が…

除雪機初動

保育園の責任者として、駐車場やら・・・ 通園路でもあるご近所一帯の除雪に励む長男 前夜一度除雪したのでラクチン、ラクチン・・・除雪機の初動がかなって、なんとなくうれしそうな後ろ姿にも見えます。そう・・・除雪ってかなり達成感が得られるんですよ…

忘れてええことと、忘れたらあかんことと・・・

カリフラワー 〈折々のことば〉 283 鷲田清一 忘れてええことと、忘れたらあかんことと、ほいから忘れなあかんこと 河瀬直美 神隠しにあったのか、幼い息子が行方不明になってかなりの時間が経つ。 その父親が自分に言い聞かせるかのようにこうつぶやく。 大…

「また明日会えるといいね」

今朝の雪景色 明朝までに降雪100㎝(山手)との予報です。 これまで何度も取り上げてきましたが、先日のお寺での法話でも、 鈴木章子(あやこ)さんの『癌告知のあとで』(探求社)からのお話がありました。・・・・・ 北海道のお寺の坊守だった鈴木章子さん、…

“鳥の歌”

伊集院静さんの新聞連載小説を興味深く読んでいます。「東京クルージング」 129 第三章 鳥たちの歌(四) ・・・・・ 一九七一年十月、九十四歳を迎えたカザルスに国連平和賞が授与され、 ニューヨークの国連本部で演奏し、有名なスピーチをする。 チェロを…

びっくりポン!

初吟会では初めに皆で「宝船」を吟じました。 結婚式などでも披露される方がおられますね。 「宝船」 藤野君山 壽海波平紅旭鮮 (壽海波平らかにして 紅旭鮮やかなり) 遙看寶字錦帆懸 (遙かに看る宝字 錦帆にかかるを) 同乘七福皆含笑 (同乗の七福 皆笑…

歩く人の役割

犀川に多いセグロセキレイ 郁ちゃん 赤ちゃんには“泣くという役割”があるように、 歩く人にもいろいろと役割があるのです。 すべて〈自称〉ですけど・・・。「ボランテイアガイド」 街を歩けば観光客によく道を尋ねられ、目的地まで同行することもあります。…

本当のことだから

旅立ちは特別に暑い夏の日でした。 いなくなったのではなく、姿が変わったんだね。 それは“本当のことだから”郁代が亡くなった時、 「本当のことだから」(山元加津子著)が部屋に遺されていた時はとてもびっくりしました。 帰国した年に発売されたもので、…

出会いは本当に不思議です

かっこちゃんのメルマガ 第2351号 「宮ぷーこころの架橋ぷろじぇくと」(2016年1月12日)に、 4日前の記事、 杭が溺れた幼児を救った話全文が紹介されていてうれしかったです。 続けて次のようにかっこちゃんが書いてくださっていました。お嬢さんのいくちゃ…

書初め

高校生のお姉ちゃんから妹へMIKU HAPPY BIRTHDAY みく(MIKU)ちゃん2年生の書初め初めて筆を持ちました 郁(IKU)ちゃん あなたの姪の成長を見守ってくださいね。

忘れ物をしてよかった

アイズブロック フェンス(工事用トラ柵)やバリケードのスタンドとして使います。昨夜8時半頃、近所の山側環状道路を歩いていたら、 幅5mの歩道のちょうど中央に置いてあったのです。持ち上げてみたら重さが10kgほど、 ズズズ〜ッと押して道路脇へ元どう…

いつでも会えるコウライアイサ

撮りたいのはコウライアイサの白いきれいな羽模様 コンパクトなデジカメでは無理ですね。 私、ウオーキングな人なので重いのはダメなんです。和名は朝鮮半島(高麗)で確認された例があることに由来する。 日本では1986年に木曽川に飛来して以降、 冬季に越…

杭が溺れた幼児を救った話

いつも歩く川のほとり、私の散歩道が写っています。 北国新聞 2016.1・8今年初めての友禅流しが浅野川で行われとの記事でした。 黒留袖の反物を杭に固定し、生地に置いたのりを冷たい水で洗い流します。みなさん目につくのは美しい花模様ではないでしょうか…

いのちのバトンタッチ 2

本を読まれたというHさんから、お便りをいただいたことがありました。K大医学部教授の御主人が追試の学生に対して、 「『あなたにあえて・・・』を読みレポートを提出する」 との課題を与えたと書かれていました。・・・・・ 素晴らしい本を読ませて頂きま…

いのちのバトンタッチ 1

郁ちゃん 金丸先生からの年賀状に、 「あれから毎年大学一年生に“郁ちゃんの授業”を続けています」 と書かれていました。木造校舎最後の一年生、 この時の担任が金丸先生でした。写生会での校舎の絵 大好きなので何度も載せています。 人望の厚い先生は、小…

「永訣の朝」

西田幾多郎記念哲学館 昨日の「つらら しゃべった!」のコメントで、 iireiさんが宮沢賢治の「永訣の朝」に触れてくださいました。そのとき、以前西田幾多郎記念哲学館でお聞きした 山折哲雄講演会を記事にしたとき、「永訣の朝」を書いたことを思い出したの…

でんでんむしのかなしみ

浅野川のアオサギ 「ごんぎつね」で有名な新美南吉(にいみなんきち) に、こんなやさしいお話がありました。 でんでんむしのかなしみ 新美 南吉 一ぴきの でんでんむしが ありました。 あるひ、そのでんでんむしは、たいへんなことに きが つきました。「わ…

辻占あそび

郁ちゃん おぼえているよね。 お正月に集まった時、おせち料理の後に決まって開くのが辻占(つじうら)、 わいわい、がやがや、中身を見せ合っていつも賑やかだったよね。金沢では、お正月の時期だけ出回る色とりどりの辻占を、 縁起物として家族で楽しむ風…

ほめる達人

郁ちゃん どんな心境の変化でしょうか。 最近、食事の後に 「ああ、おいしかった!」 と言うのが、お父さん(夫)の口癖になったのです。おかずが何だったか、味がどうだったかは無頓着、 これは口癖なので勝手に出てくるようです。ついには、食後の薬を飲ん…

花のたましい

近所の庭に ままごとの御飯 花のたましい 金子みすゞ 散ったお花のたましいは、 み佛さまの花ぞのに、 ひとつ残らずうまれるの。 だって、お花はやさしくて、 おてんとさまが呼ぶときに、 ぱっとひらいて、ほほえんで、 蝶々にあまい蜜をやり、 人にゃ匂いを…

金沢は「コンパクトシティ」です

郁ちゃん、きのうはシロサギ母子にも出会いました。 地元紙のコラムにこんな一文があってびっくりしました。北陸新幹線開業で「想定外」があったが、 金沢でたくさんの観光客が「歩いて市内をめぐる」のもその一つ・・・だと。(ええっ、そんなの当たり前で…

かぶら寿司

かぶらにブリをはさんで麹漬けにする“かぶら寿司”は、 作るのに手間がかかりますが、毎日食べたくなる絶品です。 冬の季節は高級料亭の定番で、金沢土産でも人気の一つです。知り合いの料理名人の奥さんが、手作りしたのを毎年届けて下さいます。 あまりにお…