お便り

いのちのバトンタッチ 2

本を読まれたというHさんから、お便りをいただいたことがありました。K大医学部教授の御主人が追試の学生に対して、 「『あなたにあえて・・・』を読みレポートを提出する」 との課題を与えたと書かれていました。・・・・・ 素晴らしい本を読ませて頂きま…

いのちのバトンタッチ 1

郁ちゃん 金丸先生からの年賀状に、 「あれから毎年大学一年生に“郁ちゃんの授業”を続けています」 と書かれていました。木造校舎最後の一年生、 この時の担任が金丸先生でした。写生会での校舎の絵 大好きなので何度も載せています。 人望の厚い先生は、小…

子羊の「ゆきちゃん」 

お友達のミエさんが知らせてくださったオーストラリアでの様子、 子羊と戯れる郁代の姿が目に浮かびます。 こんなやさしい時間があったことを知って心が温まったのでした。 以前にも載せたのですが、郁代らしいなあと大好きな光景です。 子羊の「ゆきちゃん…

もっと大きなものに愛されてここにいる

玄関のプランターから伸びてきた“こぼれ朝顔” 支柱が足りなくなったらこのように・・・ サッシの格子とガラスに隙間があったこと、知りませんでした。 「あなたにあえてよかった」を読まれた方から、以前お手紙を頂きました。・・・・・ ずっと家にひきこも…

♪ 僕らは少年探検隊 

ともえさんからの手紙は何度読んでもうれしくなります。 子供時代の郁代に会えるから。郁代が亡くなってから、 「思い出」や「エピソード」を友人から沢山頂きました。 初めて知ることばかりで、 もう一度郁代に会えて本当にうれしかったです。 友達と過ごし…

希望を胸に

シドニー 世界遺産オペラハウス ワーキングホリデーでシドニーへ向かった郁代。 とりあえずの滞在先はふじこさん宅で1週間だけというもの。 その間に手探りでこれからの住まいを見つけるのです。 ふじこさんからのお便りで、 このころの希望に満ちた郁代にい…

学生さんからのメッセージ 2

郁代に出会う旅 ウルルより ドクターストップがかかるぎりぎりのところで、 郁代はお別れの旅に出ました。 日中は40度を超すウルル、暑くて登山は禁止だったそうです。 あの身体でよくでかけたものと、信じられないほどです。 K先生の授業の感想文、昨日の…

学生さんからのメッセージ 1

「ありがとう」 郁代 郁ちゃん 郁ちゃんが小学校のとき担任だったK先生がね、校長を退職後、 今は、主に保育者・教育者を養成する大学の教授をされています。 いくつか受け持たれている学科のひとつ、「総合教養」の授業でね、 郁ちゃんの人生を教材として…

死は終わりではない

Hさん お便り有難うございました。 娘の思いを深く受け止めてくださり、とてもうれしかったです。 皆さんからのお便りで、どれだけ励まされたことでしょう。 本が出たころに頂いたものです。 〈Hさんからのお便り〉 素晴らしい本を読ませて頂きました。 感…

「忘れ得ぬ患者」

「病気がよくなりますように・・・」 郁代とよく四葉を探しました。 今も近くの原っぱは一面のクローバ。 四葉、みつけました。 葉っぱの虫は郁ちゃんかな? 以前、北国新聞に掲載された郁代に関する記事がネットでも読めるのです。 いつでも私は郁代に会っ…

もっと生きたかった人の今日

「“ニノジュース”がいいんだって!」 シドニーの友人が薦めてくれたとうれしそうに言っていた郁ちゃん。 ハワイで“ニノの実”に出会いました。 今日の「天声人語」から ・・・・・ 宮城県南三陸町の戸倉中学。 津波で壊れた旧校舎で卒業式が開かれた。 答辞で…

前より身近な存在に

プルメリア 「忘れない。」 郁代の友人からの手紙です。 救ってくれて有難う かずみ 私が今まで頑張ってこられたのは郁ちゃんのおかげです。 最後に直接感謝の気持ちを伝えることが出来たのは、 郁ちゃんが自分の病気を受け入れていたからだと思います。 最…

シドニーでの第一歩

ワーキングホリデーでシドニーへ向かった郁代。 とりあえずの滞在先はふじこさん宅で1週間だけというもの。 その間に手探りでこれからの住まいを見つけるのです。 で、次に住んだのがアーウインの家。 ここで智美さんと一緒に下宿します。 アーウインと この…

子羊と戯れて

お友達のミエさんが知らせてくださったオーストラリアでの様子、 子羊と戯れる郁代の姿が目に浮かびます。 こんなやさしい時間があったことを知って心が温まったのでした。 以前にも載せたのですが、郁代らしいなあと大好きな光景です。 子羊の「ゆきちゃん…

共通点がこんなにも

金木犀の香りに囲まれて街を歩きました。 ああ、すっかり秋だなあ。 「あなたにあえてよかった」を読んでくださった大阪の浅田さんからお手紙を頂きました。 浅田さんも、不慮の事故で大切な息子さんを亡くされていました。 「こんなふうにお母様に書いてい…

リレー・フォー・ライフ

Hさん 『リレー・フォー・ライフ芦屋』に参加したのですね。 一歩、歩きだしたのですね。 近かったら私も一緒に歩きたかったなあ。 「福知山はなみずきの会」の横断幕も素敵です!! メッセージはあなたからお父さん(ご主人)へのラブレターですね。 あなた…

シドニーはやっと春

京子さんからのメールで、 ああそうだった、シドニーは冬からやっと春になったんだと気がつきました。 いくちゃんのお友達から、メールをもらえてうれしいな! いくちゃんにさっそく報告しなくちゃあ。 ・・・・・いくちゃんのお母さん おひさしぶり〜。シド…

夏に咲く

さるすべりは8月に似合う花ですね。 ご近所を散歩すると、 あちこちに夏を咲かせています。 あの年も今年のような猛暑でした。 郁代を思い出す8月です。 胸がしくしく痛みます。 郁ちゃん 中国からの留学生で親交のあった金さんが 「あなたにあえてよかっ…

ジョークが好き

オーストラリアの仕事仲間からも、 郁は“ユーモア”や“ジョーク”で我々をなごませてくれました というようなお悔やみメールをたくさん頂きました。 「Iku was such a gracious, charming and friendly young lady. She had a great sense of humour and I fou…

エピソード

やまぼうし 書類の整理をしていたら、 郁代の主治医Y先生から頂いた手紙を見つけました。 この度は、郁代さんの追悼本を頂戴し、誠に有り難うございました。 幼少の頃から変わらぬ、あの元気で自主的で、責任感が強く、 他人思いの様子が手に取るように伝わ…

Mother’s  Day

きょうは母の日。 「Happy Mother’s Day」 オーストラリアからはこんな書き出しでカードが届いたものでした。 もうメッセージは聞けないなあと思っていたら、 『郁代さん』からうれしいプレゼントが届きました。 2007年の 24時間テレビ1 24時間テレビ2…

あなたへ贈る手紙

大切な人を亡くした悲しみを乗り越え、 再び前を向いて歩き出した体験をお寄せください――。 そう呼びかけた「千の風になったあなたへ贈る手紙」の受賞作を含む153編を収めた 「千の風になったあなたへ贈る手紙」(朝日新聞出版) が刊行されたようです。 …

砂アートの物語

郁ちゃん シドニーの京子ちゃんから動画が送られてきたよ。 「すごいなーって思ったビデオがあったので送りま〜す。 ライトボックスの上で砂を動かして 戦争を表現しています」 京子ちゃんも、スコットさんもお元気だって。よかったね。 京子ちゃん、ありが…

シドニーから

ずっと前に頂いたんだけど、 Fusaeさんからのお手紙、郁ちゃんまだ読んでいないかと思ってね。 郁ちゃんが繋がっていた方と、こうして知り合えるのは、 涙がでるくらいうれしいことなのです。 Fusaeさんからのお手紙で、どんなに励まされたでしょ…

雪は天からの手紙

書店で突然立ち止まってしまい、気がついたら 「雪は天からの手紙」(中谷宇吉郎著 エッセイ集)を手にとっていました。 旅立ってから4年目の冬にはじめての大雪。 1年前から送り続けたわたしからの手紙(ブログ)に、 郁代が天から返事を届けてくれたので…

阪神大震災から15年

郁代が神戸の大学生の時、教育実習で担当した教え子からの作文が残っています。 大浦いくよ先生へ 三年五組 村原じゅんこ大浦先生が初めてわたしたちの教室に来た時、 私はやさしそうな先生だなあと思いました。 あってから何日かすぎてわたしは、給食の時間…

最後までよい時間を過ごせました

Hさん、 1年前の今日、お父さん(ご主人)が旅立ちましたね。 8日には、 お父さんがお好み焼きが食べたいからとお昼ご飯に一枚を二人で食べたんだね。 涙が止まらなかったよね。 この後仕事場へ一緒に行き、これがお父さんの最後の仕事になったんだね。夕…

背筋をしゃんと伸ばし

Hさん お便り有難うございました。 娘の思いを深く受け止めてくださり、とてもうれしかったです。 〈Hさんからのお便り〉 素晴らしい本を読ませて頂きました。 感謝いたします。 死の谷の淵を通る時も背筋をしゃんと伸ばし、 望みを持って歩まれた郁代さん…

遠い自然

お知り合いのSさんからのお手紙にあります星野道夫氏の言葉。 「遠い自然は、心の中で思うだけでもいい。 そこにあるというだけで、何かを想像し、気持ちが豊かになってくる」 が大好きです。わたしを支えてくれています。 Sさん、ありがとうございました…

緩和ケア病棟で

広島のKさんからお便り頂きました。 お目にかかった事の無い私でございますが、どうしてもという気持ちにかられましてお便りをさせていただきました。 一気に最後まで読み、深い感動を抱いています。 と申しますのも、 私の唯一人の兄が若くしてたった一ヶ…