学生さんからのメッセージ 2

郁代に出会う旅 ウルルより

ドクターストップがかかるぎりぎりのところで、
郁代はお別れの旅に出ました。
日中は40度を超すウルル、暑くて登山は禁止だったそうです。
あの身体でよくでかけたものと、信じられないほどです。



K先生の授業の感想文、昨日の続きです。


S・Yさんから
私は大浦さんの人生と出会って、自分の今までの生き方を思い返し、これからの生き方をもっとしっかり考えようと思いました。
大浦さんは友人も多く本当に愛されていた人だと感じました。
体調も悪化しているのにお別れの旅に出たことは、
大浦さんにとっても友人にとっても絶対よかったと思います。
恋人のAさんも素晴らしい方だと思いました。
大浦さんのことを本当に大切に思っていたということを感じました。
24時間テレビの映像を見て涙が出ました。
感動しました。
大浦さんは、どんな状況でも感謝の気持ちを忘れず周りの人を大切にしていたから、絶対幸せな人生だったと思います。
人生はいつなにがあるかわからないので、日々を大切にしたいと思いました。
大浦さんは最後まで自分らしく強く生きていて、尊敬します。
私も他人の事を考えれて、自分が関わった人たちを大切にしたいです。
大浦さんとの出会いに感謝です。
・・・・・


Mさんから
私が余命6か月と宣告されたら、その6か月の過ごし方について考えると思う。
もちろん悲しいが、残された短い期間を少しでも無駄にはしたくない。
大浦さんの気丈さには驚いた。
大浦さんは自分の死が宣告された際にひどく悲しんだらしいが、
普通ならば少しでも長く生きていたいし、わざわざ辛い体で旅に出るなど考えないだろう。
悲しみにくれた後に自分のやりたいことをやり通す意思の強さは普通の人ならば持っていないのではないだろうか。
この意思の強さにはそれまで歩んできた人生が深く関わっているのではと私は考える。
惜しみない愛情を受け、自分の意思を尊重されている環境で育ったのならば、大浦さんの意思の強さに納得がいく。
めぐまれた環境の中、めぐまれた友人たちに囲まれて過ごした人生は、
短いながらも充実したものだったのではないだろうか。
・・・・・


Hさんから
余命半年と宣告されても自分に今何が出来るのかを考え、
残りの人生を大変ながらもやり遂げたことはすごいなと思った。
人生をここまで一生懸命に生きて、
残された時間を輝いている人生にした人は本当に少ないと思うし感動した。
「また来るね」と最後の旅で出会った人達との別れ際に言った時、
彼女は「今」と姿は変わっているけれど、必ずまた会おうねと言っているように思えた。
余命半年と宣告されて大きなショックを受けたにもかかわらず、
その半年を良い思い出にした彼女には本当に感動させられた。
遺書の内容もご家族の方や、恋人、出会った人達への感謝の気持ちが痛いほどよく伝わってきた。
・・・・・


K先生の授業を受けられた学生の皆さん、
郁代への暖かい共感と感動を寄せて下さって本当に有難うございました。
みなさんの真摯で、素直な感想を読ませていただき、
とてもうれしく思いました。


学生さんからのメッセージ 1