2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

腹がへった

なにもしたくない 誰にも会いたくない しゃべりたくも ない 野に咲く花のように 静かに一人でいたいしかし 残念だが 腹がへってしまった (おおいぬのふぐり 星野冨弘) 今日もお腹がすいて、 美味しいごはんありがとうございました。 「オイシイモノガ タベ…

帯津良一先生

最新刊の新聞広告が目にとまりました。 気持ちよく生き、気持ちよく死ぬために 「生きる勇気 死ぬ元気」 五木寛之・帯津良一 既刊「健康問答」五木寛之・帯津良一 に続く新刊でした。 郁代は養生塾で、帯津良一先生のお話を伺う機会がありました。東京の帯津…

ヨブ記   

残りの時間が限られている哀しさの中にいて、 「家族のやさしさが分かった事が、病気の辛さよりありがたい事やったわ」と、 どうして言えるのでしょう。最期の晩、自分は全く食べれないのに、 「みんなで食事しよう!」 そんな辛いことがどうして言えたので…

似顔絵

ホワイトボードに残っていた、遊び半分に描いた似顔絵。撮っておこうっと。描いた人S(6年生)ちゃん。 父 mikutyan(1歳4ヶ月) 母 妹Aちゃん

悔しい!

kちゃんが今朝旅立たれました。小さいお子さんを残して・・・。息子のお嫁さんが、がんとわかったとき、「あなたにあえてよかった」を義母様が読まれ、 以来相談の電話を何度も頂いていました。 お互いに、励ましあってきたのです。 「悔しい!」の一言です…

異端の渦の中で(七)

異端の渦の中で(七) 親鸞 248 五木寛之 遵西(じゅんさい)は語る。「この国に正式に仏(ほとけ)の教えが伝えられたのは、 百済の王家から大和の朝廷にもたらされたとされる。 釈尊が去られてから一千百年、仏の道は学問となり、国事となったのだ。 それ…

シャクヤク 

新天地に“佳人”華麗 金沢大学薬草園シャクヤク見ごろ 見学会 5月25日〜26日 午後5時〜6時 歩いて30分、見学会に行ってきました。 金沢市角間町の金大薬草園では約1200株のシャクヤクが見ごろとなり、ピンクや白の花が園内を彩っています。 薬草園は2…

希望

郁代の再発が分かった時、私が担当医に一番言いたかったこと。「どんなときも、希望だけは失わせたくないのです」 その日から、私と郁代は希望を探し続けました。 本の紹介記事を読みました。 ディスディ「希望の一日」 クーリエ・ジャポン編集部 編 2009年…

笑顔が絶えなかった                    

笑顔が絶えなかった 友人のマキさんより 『千の風になって』の本、送って頂き、有難うございました。 この詩は、何度読んでもジーンと、きますね。お通夜でお兄さんが読まれた時、 本当にオーちゃん(大浦ちゃん)が風になって、みんなの上を笑顔いっぱいで…

秋川雅史さん

ふとテレビをつけたら秋川雅史さんが歌っている、 ということがよくあり、不思議でなりません。 その度に、とても懐かしい感情が沸き起こってきます。郁代は病床で「本当のことだから」を読み、 この歌が世に広まる前に、「千の風になって」の詩に出会ってい…

サツキツツジ

兼六公園の「サツキツツジ」の開花状況も、発表されます。 「かきつばた」とのコラボが楽しめます。

異端の渦の中で(六)

異端の渦の中で(六) 親鸞 247 五木寛之 遵西(安楽房じゅんさい)は、まるで熱にうかされたように語りつづけた。 「よいか、綽空(しゃくくう)、わたしの言葉にまちがいがあったなら、 そういってくれ。 まず、仏(ほとけ)の道は、釈尊にはじまる。 釈尊…

「手紙」 エピソード

「手紙」―――――2年ほど前のある日。外国語で書かれた一通のメールが、 樋口了一の友人である角 智織氏の元に届いた。 それは、ポルトガル語で書かれた散文のような詩であった。 角氏はその詠み人知らずの詩に感銘を受け、それを訳し、 スライドショーと言う形…

かきつばた

兼六公園が、「桜」の次に発信するのが、 「かきつばた」の開花状況です。かきつばたは今が見ごろ、昨日訪れました。外は汗ばむ陽気でしたが、公園の緑陰はひんやりとして、 本当に気持ちよかったです。 疲れた時、ほっとしたい時、 何度も訪れる公園内の「…

手紙〜親愛なる子供たちへ〜

息子の車に乗せてもらったら、 「樋口了一さんの“手紙”聴いてみる?」「今年の紅白に出るかもね」と。わたしは、初めて聴きました。 何度も、繰り返し聴きました。 「手紙〜親愛なる子供たちへ〜」 年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしてもどう…

ウエディングドレス

折り紙名人 Sちゃん(5年生)作 2008年8月 2004年11月7日、 シドニーを引き揚げた郁代は恋人Tさんに見守られ、 二人で我が家に帰ってきました。「ほら見て! 指輪、頂いたの」 郁代の薬指にはダイヤの指輪がキラキラ光っていて… 婚約の報告でした。 「…

衝撃

ジョークを交えての楽しいメールのやりとり。 2004年10月12日「Sちゃんはもう7才か。早いね。 私も今月末にオーストラリア滞在9年目に突入します。この間免許を取ったこと報告したけど、 免許を取ったら車も欲しくなって、 先週小さい車を買いま…

迫り来る嵐の予感 (十四)

初夏に咲くシャガ 卯辰山にて 迫り来る嵐の予感(十四) 親鸞 241 五木寛之「わたくしにとっては、綽空さまこそ観世音菩薩と思われてなりません。 死を覚悟したわたくしに、生きろ、あたらしく生まれ変われ、 と呼びかけてくださったのが、あなたさまでした…

メールが届いたらいいな

大きくなったAちゃん(4年)、Sちゃん(6年)、 そしてみくちゃん(1歳3ケ月)。 IKUちゃんは、mIKUちゃんに生まれ変わったんだね。サプライズが大好きないくちゃんらしいわ。 連休に家族で旅行した時の写真だよ。いくちゃんへ 「送信」 メールが…

初めて出会った郁代ちゃん

角間の里で タニウツギ(田植え花) ワーキングホリデーで、 郁代が最初に滞在させてもらったフジコさんからメールを頂きました。 郁代ちゃんが大きなスーツケースを持ってタクシーから降りてきた時、 「なんて色が白くって綺麗な女の子なんだろう」 と驚い…

赤い手帳

遺されていた赤い手帳には、 シドニーへのお別れの旅で、郁代がお会いする方のメモが記されていました。(2005年)2月24日 関空20:20 R38 & H532月25日 Sydney 着 (10:50) Lunch Taka Dinner Jimmy 26日 Morning Sayuri Lunch Hiromi Dinner Mam…

猿回し

先週、「猿回し」を見に行ってきました。 「角間の里」まで片道40分のお散歩コースでした。 このような案内がありました。 5月9日 伝統の猿回しが角間の里にやってくる日本の「猿回し」は千年の歴史がある. 山口県・猿舞座の村崎修二さんと相棒の安登夢(…

からすのえんどう

5月になると、いつものように、いつもの野原に一面に咲く、 「からすのえんどう」が大好きです。郁ちゃん、 子どもの頃遊んだ野原が、まだまだ残っているよ。 郁ちゃんといっしょに春の中を遊ぶわたしです。

迫りくる嵐の予感 (九)

(綽空が慕うのは鹿野ではなく、姉の紫野だった。 紫野は恵信と名を変え上京、綽空と再会する。) 迫りくる嵐の予感 (九) 親鸞 236 五木寛之 「恵信という名に変えられたのは、どういうわけだったのですか」 「胸の病が重く、いったんは死を覚悟したのです…

「郁代さん」から届いたプレゼント

「お母さんいつもありがとう いつまでもお元気でいてください」 もうひとりの「郁代さん」から、 母の日のプレゼントが届きました。 もうびっくりです。 さっきまでの悲しみの涙がうれし涙に変わりました。 あこさん、貴女はどうしてこんなにやさしいの?本…

Happy   Mother,s   day!

ワーキングホリデーに 旅行会社四年目(一九九六年)の秋、驚く私に郁代は突然言ったのでした。 「ワーキングホリデーでオーストラリアへいくことに決めたから。 一年で必ず帰ってくるから心配しないで」 一度決めたら必ず実行する郁代だったから、 引き止め…

生命は

生命は 吉野弘(『贈るうた』) 生命は 自分自身だけでは完結できないように つくられているらしい 花も めしべとおしべが揃っているだけでは 不充分で 虫や風が訪れて めしべとおしべを仲立ちする 生命は その中に欠如を抱き それを他者から満たしてもらう…

救ってくれて有難う

救ってくれて有難う 小、中学校の同級生 T・Kさんからの手紙 私が今まで頑張ってこられたのは郁ちゃんのおかげです。 最後に直接感謝の気持ちを伝えることが出来たのは、 郁ちゃんが自分の病気を受け入れていたからだと思います。 最後まで周りに気をつかっ…

迫り来る嵐の予感   (五)      

ねぎぼうず 近所で 迫り来る嵐の予感 (五) 親鸞 232 五木寛之 「妻をもたずば念仏できぬ、と思わば、妻をめとって念仏なされ。 また、独り身のほうが念仏しやすければ、そうされよ。 要は念仏じゃ。 人それぞれに、ありのままに念仏することが大事と心得な…

秀吉の一夜城

4歳のビッキー 連休の今頃だったなあ、子犬を見に行ったのは。 何とか身体が動かせる間は、 郁代は友人に会いに出掛けたりしていましたが、 病状が進み外出できなくなった時が私はとても心配でした。もともと家の中でじっとしているタイプではなく、 活動的…