共通点がこんなにも

金木犀の香りに囲まれて街を歩きました。
ああ、すっかり秋だなあ。








あなたにあえてよかった」を読んでくださった大阪の浅田さんからお手紙を頂きました。
浅田さんも、不慮の事故で大切な息子さんを亡くされていました。
「こんなふうにお母様に書いていただいて、
郁代さんはとても喜んでおられると思います」
とおっしゃってくださって、寒い朝なのに心が温かくなりました。
こんな風にも、書かれていました。

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キャンプ場のお話のくだりで、
これはきっと新穂高温泉に違いないと思いました。
昭和63年頃、息子二人と親子4人で、
私達も1泊のキャンプをしたからです。
ロープウエイを利用して、西穂高の頂上付近まで登り
その日暗くなってからキャンプ場にたどり着き、
飯盒で炊いた御飯とレトルトカレーで夕食をとりました。
また息子は背が高く郁代さんと同様、
大きくてきれいな目をしておりました。
とても優しい性格で、
他人のことを悪く言うのを一度も聞いたことがありません。
それから中学生の時に、どうしてテストの前に勉強しないのか尋ねたところ、「授業中しっかり聞いているから大丈夫」と答えたのです。
高校時代には物理が好きだからその研究の道に進みたいと、
私立など一切受けず大阪大学だけを受験し、
幸運にも願いをかなえることができました。
このようにいくつか共通点があることが、とてもうれしく思えました。
                           (一部抜粋)

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息子さんとこんなに共通点があるとわかり、
私もとてもうれしくなりました。
郁代はやはり会いたい人のところへ自分で選んで会いに行っているんだなあと思ったのでした。


御主人の浅田洋様はホームページ『賢治先生がやってきた』の中で、
「長男に捧げるレクイエム」をお書きになっておられ、
私は深く感動して読ませて頂いたのです。


今月の「うずのしゅげ通信」には、

   
   お彼岸の最後の日の明け方
   亡くなった息子の夢を見た
   息子が漕ぐ自転車の後ろに乗って
   夜店のアイスクリームを食べに行く途中から
   ふいに夢がはじまる
   ・・・・・
   と、息子さんのことが書かれていました。


以前、浅田洋様のホームページに偶然出会った時から、
不思議なご縁を感じていました。
今日は奥様から思いの深いお手紙、
有難うございました。