まどみちお

はるのかぜ 

孫のSちゃんの通った保育園では、 “まどみちおさんの詩”を、卒園式に一人ひとりが暗唱していました。 Sちゃんの発表した詩は、「はるのかぜ」でした。 はるのかぜ まどみちお わたしのほほに きてさわる やさしいかぜの ゆびさきに はなのにおいが しみて…

どうしてだろうと

浅野川にもセグロカモメ どうしてだろうと まどみちお どうしてだろうと おもうことがあるなんまん なんおくねん こんなに すきとおる ひのひかりの なかに いきてきて こんなに すきとおる くうきを すいつづけてきて こんなに すきとおる みずを のみつづ…

木 まどみちお 木が そこに立っているのは それは木が 空にかきつづけている きょうの日記です あの太陽にむかって…… 一日(いちじつ)一ときの休みなく 冬ソナ通り 紅葉 11月25日 先にアップした黄葉 11月17日

やまにいったら

気持ちのよい秋晴れが続いています。そらをながれるわたぐも 梨畑のそばにリンゴ畑 やまにいったら まどみちお やまにいったら くれました やまがわたしに どんぐりみっつ くれました くれました うちでまってる いもうとに ひとつあげたい きもちまで やっ…

みっちゃんの水墨画

みっちゃんの水墨画展に行ってきました。 会場は、しいのき迎賓館のギャラリーでした。『静寂』 う〜ん、ガラスが光ってうまく撮れませんでした。 [ 80歳を過ぎて詩吟を始めたみっちゃんは、同時期、水墨画も習い始めました。 高齢者住宅に一人暮らしですが…

よかったなあ

ああ、遅かった、ねむの花の見ごろが過ぎていた、 と思ったのが一か月前でしたが・・・浅野川の上流、人通りの少ない日陰の道にひっそりと、 私のために咲いていたよ。ねむの花 7月25日道端はハグロトンボの楽園? 20匹位が群れていました。 よかったなあ …

よかったなあ

ヒヨドリ(兼六園) ・・・・・ よかったなあ まど・みちおよかったなあ 草や木が ぼくらの まわりに いてくれて 目のさめる みどりの葉っぱ 美しいものの代表 花 かぐわしい実よかったなあ 草や木が 何おく 何ちょう もっと数かぎりなく いてくれて どの ひ…

ふくらすずめさん

夕方の街中 薄暗い神社の一角にふくらすずめさん ふくらすずめさん まど・みちお ふっくら ふくれて ふくらすずめさん さむそに してないで ぎゅっ ぎゅっ ぎゅっ おしくらまんじゅう しなさいよ ほら ひも さしてきた ふっくら ふくれて ふくらすずめさん …

霜の朝

今朝の月 車のボデイに霜・・・ フロントガラスにも霜・・・このままでは運転できません。 お湯をかける人達が見られました。]ボデイの霜の結晶 日が射すとキラキラキラ・・・、 雪原にダイヤモンドが散りばめられていて、わあ〜きれいです! 放射冷却、最低…

ゆきがふる

大雪の 数だけ増える 雪だるま前に作ったのが壊れる頃に降る雪 みくちゃんの創作意欲はとまりません。夜のうちに埋もれないよう傘を差し、 朝起きると、すぐに見に行きました。 「ゆきがふる」 まど・みちお ふるふる ふるふる ゆきが ふる ゆきを みあげて …

「なんでもないことが 大変なことなのだ」

郁ちゃん 昨年より早く、玄関の白萩満開です。 あなたを想っています。 “なんでもないことが 大変なことなのだ・・・”東日本大震災から、3年半がたちました。わたしにとって、あなたにとって、 震災後の日本人にとって、 なんとよく心に響く言葉でしょう。 …

とうもろこし

“あらゆるものが差別なく輝いて見える” 青木新門さんのおっしゃった世界、 まどみちおさんのまなざしの先にも感じられます。以前勤めていた保育園では、暗誦した“まどみちおさんの詩”を、 卒園式に子供たち一人ひとりが発表していました。 日頃からよく口ず…

 消しゴム

川に沿って歩いていたら、スモークツリーを見かけました。 “自分がよごした よごれでもないが いそいそと けす”先日 落書き消しおじさんを観ましたら、「消しゴム」の詩が浮かんできました。 消しゴム まどみちお 自分が 書きちがえたのでもないが いそいそ…

喜んでいるのだろう

ハナミズキ 喜んでいるのだろう まど・みちお犬は喜んでいるのだろう 自分がちょうど犬くらいに 犬にしてもらえていることだけは雀は喜んでいるのだろう 自分がちょうど雀くらいに 雀にしてもらえていることだけはヘビもフナもアリもスミレも みんなめいめい…

タンポポ

タンポポ まど みちお だれでも タンポポをすきです どうぶつたちも 大すきです でも どうぶつたちは タンポポの ことを タンポポとは いいません めいめい こう よんでいます イヌ ・・・ワンフォフォ ウシ ・・・ターモーモー ハト ・・・ポッポン カラス …

つくし摘みツアーへどうぞ!

つくしんぼ まどみちお こんなところでまってたの? みんながくるのをまってたの? つんつんつんつん つくしんぼ. おそいなーってまってたの? せいのびしながら まってたの? つんつんつんつん つくしんぼ ヒバリの楽園にはつくしが群生していて、 そこの一…

いのちのふるさとへ

「あなたにあえてよかった」表紙 郁代撮影 臨終 まどみちお神さま 私という耳かきに 海を 一どだけ掬(すく)わせてくださいまして ありがとうございました 海 きれいでした この一滴(いってき)の 夕焼けを だいじにだいじに お届けにまいります ☆ 「mikuちゃ…

はるのかぜ

やさしく深い言葉で命の貴さをうたいあげた詩人のまど・みちおさんが、 28日老衰で亡くなられました。 104歳でした。 このブログでもたくさんの詩を紹介させて頂き、有り難うございました。孫のSちゃんの通った保育園では、 “まどみちおさんの詩”を、…

運動会で跳んだ

みくちゃん(年長組)の運動会日頃、お友達と一緒に頑張りあってきたことを、ひとり一人発表します。 「ずっと4段だったのに、前の日に初めて5段跳べたんだよ」(真ん中) 3段〜6段まで、自分に合った段を選びます。 竹馬、大人でも難しいですね。 「はげま…

「もうすんだとすれば」 

玄関の白萩満開、道行く人を楽しませてくれています。 “なんでもないことが 大変なことなのだ・・・”わたしにとって、あなたにとって、 震災後の日本人にとって、 なんとよく響く言葉でしょう。 「もうすんだとすれば」 まどみちおもうすんだとすれば これか…

かまきり

以前勤めていた保育園では、暗誦した“まどみちおさんの詩”を、 卒園式に子供たち一人ひとりが発表していました。 日頃からよく口ずさんでいたので、 わたしもまどさんの詩をいくつも覚えています。 大好きな季節の詩が、口をついて自然に出てきます。 リズミ…

「あっ、テントウムシ!」 どんな小さな虫もみつける、ミクちゃんは不思議な女の子 虹 まど・みちお ほんとうは こんな 汚れた空に 出て下さるはずなど ないのだった もしも ここに 汚したちょうほんにんの 人間だけしか住んでいないのだったら でも ここに…

「かがみ」

梨畑の隣り、田植えが近いようです。水が張られていました。 さざ波がきれいです。 「かがみ」 まどみちお この地球のうえには ほうぼうに置いてあります 海や 川や 湖水など さまざまな美しいかがみが それが そこに置いてある… ということよりも相応わしい…

てんのつかいのようにして

金沢城公園 (HPより)雪の日の石垣 中谷宇吉郎の著書に「雪は天からの手紙」があります。 私にとって、雪は温かい「郁代からの手紙」です。 ちらりん ひとつ ひとさしゆびに おりてきた ひとさしゆびの ゆびさきに てんのつかいのようにして ちいさな ゆ…

せんねん まんねん

巳年なので登場してもらいました。 2011年5月、近くを散歩していると「コンニチワ!」と、迎えてくれましてね。 その時も書いていますが。 せんねん まんねん まど・みちお いつかのっぽのヤシの木になるためにそのヤシのみが地べたに落ちるその地ひびきでミ…

いちばん あたらしいもの

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 みくちゃん(4歳)が絵をかくのは、楽しい時なのだろう。 だから、見る人も楽しくなるのだろう。 あかちゃん、こども・・・ ああ 一ばん ふるいものばかりが どうして いつも こんなに …

作品展

園庭で遊ぶミクちゃん ミクちゃんの作品展 焼き物 自分を描く 身体のつくりを粘土で 型紙を貼って 等身大の自分(×2分の1) 「かに」 カニがカニッとしているのは嬉しい カニがそれを気づいていないらしいので なおさら しみじみと ああ こんな私も私っと…

やさしい けしき

浅野川沿いの緑陰散歩 涼しい風が吹いてきて 猛暑の中の別天地 橋の下から聞こえる大学生の歌声 ♪Happy Birthday to You ♪Happy Birthday to You やさしい けしき まどみちお あちらには 山 こちらには 海 川が 山のたよりをあつめては マラソンで 海へ おく…

セミ

8月になったら、急にセミの鳴き声が響き渡っています。 ならったことも ない きいたことも ない とおい そせんの うたを とおい そせんの ふしで さるすべり 『セミ』 まど みちお 土の中から けさでてきて もうセミが うたえてる ならったことも ない きい…

「水はうたいます」

今年もねむの木の花、咲いています。 郁ちゃんが待っててくれたようで、うれしいよ! [ 岸辺に花を咲かせ、鳥を休ませ、 川は流れます。水はうたいます。 畑のかえるさんから、まどさんの詩をお借りしました。 「水はうたいます」 まどみちお 水は うたいま…