まどみちお

よかったなあ

郁ちゃん、 神戸の親戚,イシダさんたちが会いに来てくれましたよ。 大学時代、よく可愛がってもらったね。 お別れの旅、最後が神戸だったね。 思い出の街神戸を、いっしょに車で回ってきたのですね。 もう、ほとんど歩けなかったから・・・。 24時間テレビ…

はるのかぜ

郁ちゃん、私たちこんなに大きくなりました。Sちゃん(中2) 孫のSちゃんの通った保育園では、 “まどみちおさんの詩”を、卒園式に一人ひとりが暗唱していました。 Sちゃんの発表した詩は、「はるのかぜ」でした。 はるのかぜ まどみちお わたしのほほに …

木が そこに立っているのは

先日犀川に沿って歩いていたら、 大いちょうが陽を浴びてキラキラ輝いていました。 近くに学校がある中学生たち、 この日も大きな木に見守られながら下校するのに出会いました。 おおくわ橋のそば その日、新聞にまどみちおさんの詩が載っていました。 木 ま…

みかん

隣家の庭のみかん なんてきれいなのでしょう みかん まど・みちお つややかな つぎめひとつない きんのかわを ひきむきながら おもう こんなに ぞんざいに みかんを ひきむいてしまって…と うつくしく キクのはなびらたちのように 身をよせあった ふくろの …

リンゴ

林檎の花 春 近くの林檎畑 真っ赤に実って リンゴ まどみちお リンゴを ひとつ ここに おくと リンゴの この 大きさは この リンゴだけで いっぱいだ リンゴが ひとつ ここに ある ほかには なんにもない ああ ここで あることと ないこととが まぶしいように…

「もうすんだとすれば」

川沿いのコスモス通りをよく歩きました。 コスモスがやさしく包んでくれて、 少しずつ元気になれました。 この道を歩くと、 今でも自然に涙がこぼれます。 暗いからこそ 明るいのだ 笑っているだけ 泣いているのだ まどみちおさん、有難うございます。 「も…

たいよう ばんざい ざい ざい ざい

照りつける太陽の下ではヒマワリがよく似合っているね。 その横の大きな桐の木では、 セミがさかんに合唱して、真夏を演出しています。 『セミ』 まど みちお 土の中から けさでてきて もうセミが うたえてる ならったことも ない きいたことも ない とおい …

へびも温かい

涼しそうなシャガが好き。 急に暑くなったので、暖房具の片づけなどしてました。 衣類も夏物の準備ですね。 で、近所の草むらを歩いていたら・・・ 「キャー! 出たあ〜!!!」 いつもなら、スルスルっと逃げていくのに、 じっとしているので、私もじっと見…

「ぼくが ここに」

一条真也さんの大切な記念号に、 私のブログを紹介してくださって感激です! 有難うございます。 「かっこちゃんのメルマガ」 からお借りしたまどみちおさんの詩です。 「ぼくが ここに」 まど みちお ぼくがここにいるとき ほかのどんなものも ぼくにかさな…

うさぎ

郁ちゃん、 あなたが可愛がっていたAちゃん、Sちゃんがスクスク育ってくれているのが私の慰めです。 ミクちゃんも3歳の誕生日を迎え可愛い盛りです。 最期の年、郁ちゃんも参加したAちゃんの卒園式では、 例年通り一人一人が「まどみちおさんの詩を暗唱…

どうしてしろいの

だいこんがおいしい! おでんがおいしい! まどみちおさんの詩、 「どうしてしろいの」が浮かんできました。 とってもかわいくて素敵です。 近くの大根畑 「どうしてしろいの」 まどみちお どうして しろいの だんだん だいこんさんの だんなさん だんなさん…

やまにいったら

北海道で初雪です。 猛暑の夏から、いきなりの冬でしょうか? まどさんの詩が心を温かくしてくれます。 やまにいったら まどみちお やまにいったら くれました やまがわたしに どんぐりみっつ くれました くれました うちでまってる いもうとに ひとつあげた…

コオロギさん

むしった草の山はコオロギさんのおうち。 そっとまくると、コオロギさんがあわてて走り出しました。 暗いところが大好きだから、からだも黒いのね。 コオロギ まどみちお くさのなかで コオロギがないているこんこんとわきつずける いずみのようにああ手にす…

とうもろこし

保育園のこどもたちが暗誦し、 よく口ずさんでいたので、 わたしも“まどみちおさんの詩”をいくつも覚えています。 大好きな詩が、いくつもあります。 とうもろこし まどみちお わたしのあかい ふさりぼん おまつりくるから つけたのよ とうもろこしが いいま…

「はるのかぜ」

孫のSちゃんの通った保育園では、 “まどみちおさんの詩”を、卒園式に一人ひとりが暗唱します。 Sちゃんの発表した詩は、「はるのかぜ」でした。 はるのかぜ まどみちお わたしのほほに きてさわる やさしいかぜの ゆびさきに はなのにおいが しみている あ…

にこにこちゃん

何年ぶりかで雪の多い冬だったから、 土から出てくる“にこにこちゃん”が本当に待ちどおしかったよ。 ようやく会えて、うれしかったよ。 にこにこちゃん まどみちお こおりがとけて つちからでてきた にこにこちゃんは だあれ つんつんつくしさん おひさまが…

ゆきがふる

雪が降ると思い出します。大好きな詩です。 ゆきがふる まど みちお ふるふる ふるふる ゆきが ふる ゆきを みあげて たつ ぼくに ふるふる ふるふる ゆきが ふる とつぜん ぼくは のぼってく せかいじゅうから ただ ひとり そらへ そらへと のぼってく ふと…

まどみちおさん

うさぎ うさぎに うまれて うれしいうさぎ はねても はねても はねても はねても うさぎで なくなりゃしない 4年生の孫が保育園のとき発表した詩です。 年長組になると全員が一人ひとつずつ、まどみちおさんの詩を発表します。 毎年続けられているのです。 …

まど・みちおさん99歳 おめでとうございます

きょう、99歳の誕生日。おめでとうございます、まど・みちおさん。 朝日新聞「天声人語」(11月15日)よりの転載です。 まど・みちおさんの紡ぐ詩は穏やかに、読む者の胸に広がっていく。明日99歳の白寿を迎えるその詩人に、「虹」という一作がある。地球…