まどみちおさん

           うさぎ
    

    うさぎに うまれて うれしいうさぎ
    はねても
    はねても
    はねても
    はねても
    うさぎで なくなりゃしない  


4年生の孫が保育園のとき発表した詩です。
年長組になると全員が一人ひとつずつ、まどみちおさんの詩を発表します。
毎年続けられているのです。


『うさぎ』 は、ただただうさぎに生まれた喜びに
あふれているんだよ。


今晩、NHKでまどみちおさんのドキュメンタリー番組がありました。
待ち望んでいましたので、とても興味深いものでした。
自分を「ふしぎがり」といわれます。
花や、虫、空や、水がまどさんのともだちです。
まどさんにお会いできて、とっても幸せな時間でした。



ぞうさん」や「やぎさんゆうびん
「一ねんせいになったら」など
戦後を代表する童謡の作詞をする一方で、
“誰でもわかることばで、
誰もが見過ごしているいのちの不思議”を詩に表現し続け、
1994年には児童文学のノーベル賞と言われる国際アンデルセン賞・作家賞を日本人として初めて受賞した。
今回ご本人と家族、病院の了解が得られ、
初めてまどさんの日常に密着することが可能になった。
子どもを楽しませ、大人をふと立ち止まらせてくれる独創的な詩はどのように生まれるのか。
老いや死、そしていのちの尊さを、いまどのように受け止めているのか。
まどさんの詩作の日々を見つめながら、
いのちを詠いつづけてきた100歳の大詩人から生きるヒントをもらう。
                          (NHKHPより)