あなたにあえて

闇の中に浮かぶ白いサギ

伊集院静さんの「東京クルージング」が地元紙で連載中です。松井秀喜氏がニューヨークヤンキースに入団した時から、 ずっと取材していた記者の話です。 この記者は、弱冠39歳で世を去るのですが、その方と松井選手との交流をもとにした実話をアレンジして書…

妻への挽歌3000回

郁ちゃん あなたに導かれて佐藤修さんのブログに出会ったことがご縁となり、 このブログを始めていたわたしです。「ブログを書き続けてきたおかげで、 私自身は毎日、節子との時間をかなり共有できています」 とおっしゃる佐藤さんが続けておられるから、 私…

内灘サンセットパークからの立山連邦

内灘町の高台に位置する道の駅「内灘サンセットパーク」に立ち寄りました。日本海と河北潟にはさまれ、 白山から立山まで見渡せる絶好のロケーション。 今日の見晴らしは最高でした。河北潟の向こうに立山連邦 上の写真の右側を拡大したもの 立山の右方向に…

その悔やみが胸にある限り

心に残る一節がありました。 私の気持ちにぴったりです。・・・・・ 人は過ぎてしまった時間には、二度と戻ることはできない。 波打ち際の濡れた砂を歩くのと同様に、 残したはずの足跡はすぐに波に洗われて消えて行くものなのだ。 それでも、もう少しましな…

『母と暮せば』

映画『母と暮せば』観てきました。「浩二、元気にしてる?」 「そんなわけないだろう?ぼくは死んでいるんだから」 涙なしには見られませんでした。会いに来てくれた浩二は亡き郁代と重なり、 私にとっても母と子の幸せな時間が流れるのでした。 『母と暮せ…

この病気、犬にも蟻にもあげられないわ

かっこちゃんの養護学校時代のお友達(生徒)、 笹田雪絵ちゃんの「身代わりシステム」に、「代われるものなら代わってあげたいなんて言われることあるけれど、 世の中そういうシステムがなくて良かったと思います。 だってもし私が誰かと代われるとしたら、…

青空舞台に白の共演

青空舞台に白の共演 白山背にコハクチョウ飛来 本格的に雪が降り始めるころとされる二十四節気の一つ「大雪(たいせつ)」の7日、 石川県内は高気圧に覆われて青空が広がった。 加賀市の柴山潟干拓地では、越冬のため飛来したコハクチョウが、 雪に覆われた…

「仏の御いのち」

白い塀に真っ赤なカラスウリ 美しきかな散歩道 すべては「仏の御いのち」であるから現実を憎むことは仏を憎むことである。全休さんの文章を読ませていただいて、郁代の最期の言葉が思われました。「これまで、お母さん、完璧やったわ。 必要なもの、必要なこ…

「あのね、太陽というのはね・・・」

郁ちゃん あなたを想い、足跡をたどってオーストラリアを旅したことがあります。 あなたが最後に訪れたエアーズロックの太陽は、 地平線から昇り地平線に沈みましたね。朝日を浴びてエアーズロック 先日お寺で法話をお聞きしたのですが、 その時話された小噺…

憎しみではなく「愛」

パリ襲撃で妻を亡くした男性 テロリストへ語るのは、憎しみではなく「愛」 パリの同時テロ事件で妻を亡くした男性が、 実行犯たちに宛てたメッセージをフェイスブックに投稿し、 「憎しみという贈り物はあげない。 憎しみに怒りで応じることは君たちと同じく…

沿道からの声援がパワーに

新聞のコラムを読み、マラソン当日沿線で応援していた皆さんの姿が浮かんできました。 「山側幹線」を通りトンネルを抜けてきたランナーに、 近所の85歳前後のご夫婦も「がんばれ〜」と大声を上げて熱心に応援していて、 胸が熱くなったのです。 聞けば、歩…

“メタセコイア並木”の紅葉

郁ちゃん 昨日ね、つながる話を書いたところなんだけど、 “ニュースウオッチ9時”を見て、「アッ!」と思いました。 またまたつながったのです。太陽が丘“メタセコイア並木”(冬ソナ通り)の紅葉(黄葉)が、 ニュースで全国に紹介されていたのでした。 見学…

自由になるために「思いを断ち切る」

姫リンゴ 許さない間は相手の支配下にある。 自由になるために「思いを断ち切る」ことが大切・・・ 渡辺和子さんの言葉が心に残っています。 朝日新聞(7月11日朝刊)の特集「汝の敵を愛せるか」と言う題で、 3人の方々が意見を述べていました。渡辺和子さんは…

金沢マラソン

11月の話題といえば金沢マラソンですね。 招待選手、抽選で選ばれた人、12000人が参加します。☆ 金沢の魅力を満喫できる7つのゾーンをめぐる回遊型コース 「金沢をまるごと走る」をキャッチフレーズに、 「中心市街地」「歴史的景観」「新動脈:山側幹線」…

誕生日メッセージ

「初夏の過ごしやすい日が続く中で郁さんの事を思い出します」郁ちゃん シドニーの会社から、誕生日メッセージが届きましたよ。 十年間変わらずに、あなたのことを想い続けてくださっていることに、 胸がいっぱいになりました。八月の命日のお便りでは、 「…

ハロウィーンパーティ

みくちゃんの遠足に、ママが作ったハロウィーン弁当 あさって、31日は郁ちゃんの誕生日でハロウィーンです。 日本では盛り上がりに欠ける行事ですが、 オーストラリアにいた時は、 郁ちゃんの誕生日といえばハロウィーンパーティとお決まりだったようですね…

感謝の旅

玄関の萩黄葉 郁ちゃん あなたが大学病院で手術をした時の主治医である、 今は亡き磨伊先生が以前、新聞にあなたに関する記事を書いてくださったこと、思い出しています。入院中は毎朝必ず病室を見回ってくださいましたね。 定年退官後はオーストラリアをご…

食事法のお話

朝顔 最後の一輪 「本当は治しているのは自分の身体なんです。 免疫機能だったり、ひとつひとつの細胞や内在している微生物やミトコンドリアの共存の働きや活性で、治癒しているんで すね。 その事がとてもよく分かりました。 お薬や外からのアプローチにあ…

21世紀美術館で遊ぶ

郁ちゃん、 トモミさんとたいきちゃんとの二日目は、 金沢21世紀美術館で合流です。時間があったので一つ手前の兼六園下でバスを降り、 金沢城公園を通り抜けてみくちゃんと向かいました。 人気はプール レアンドロ・エルリッヒの作品です。 プールの中には…

あなたに会いたくて

トモミさんとたいきちゃんが郁ちゃんに会いに来てくださったよ。あなたが旅立ってからトモミさんには“たいきちゃん”が、 お兄ちゃんには“みくちゃん”が生まれました。 今は3年生と2年生の二人ですが、とっても仲良し。近くの福祉施設 「Share金沢」のドッ…

想い出のキュランダ高原

白魔女さんが旅行記キュランダ観光をアップしてくださり、懐かしさがこみ上げてきました。熱帯雨林の中に突如現れる滝も、渓谷を走る長い列車も、 私のブログに載っています。郁代が亡くなって六年目の一月に、思い出が詰まったオーストラリアを訪ねたのでし…

フルムーン

昨夜はフルムーンがきれいでしたね。「食べるのに協力して!」 自家菜園をしている近所の知人から、よく季節の野菜をいただきます。 これは、冬瓜かな? みくちゃんのフルムーン 反対側にも何やら 昨日もピカピカの丸ナス 直径30㎝以上 輪切りにして味噌田…

「仏教の根本にあるもの」 4

郁代はスキューバダイビングのライセンスを持っていて海が大好きでした。 亡くなってから六年目に、 オ−ストラリア、郁代の海をやっと訪ねることができました。 それまでは、辛くて行けませんでした。大きないのちの世界がありました。 「仏教の根本にあるも…

「仏教の根本にあるもの」  3 

「仏教の根本にあるもの」より 3 大谷大学学長 小 川 一 乗 ききて 金 光 寿 郎 金光: 日頃忙しい生活を送っていると、なかなかそういうところに目が行き届かないのではないか、と思いますが、 妹さんの詩に「目」という詩がありまして、これを拝見します…

「仏教の根本にあるもの」 2 

「仏教の根本にあるもの」より 2 大谷大学学長 小 川 一 乗 ききて 金 光 寿 郎 金光: それじゃ、「人間がその行いによって、自分がどういうふうになるか」というのをそこで、「行為によって、自分で決めていくことが出来る」。 そういう意味では、非常に…

「仏教の根本にあるもの」 1 

ムラサキシキブ(紫式部) かっこちゃんのメルマガお釈迦様の本当の教えでは、 バークレー(カリフォルニア)のお寺へ通うようになったゆかりさんが、小川一乗先生の著書を読まれて、 「いろんな方や状況にご縁をいただいて私ができている」 と書かれていま…

あなたは生きています

「ちょうどまる10年たった節目の年に、お参り出来てよかった!」郁ちゃん、 シドニーで暮らし始めた頃、支えあったお友だちの一人オオハラさんが、 大阪から来て下さいました。お忙しい中、貴重な時間を割いてあなたに会いに来て下さったことに、 頭が下がり…

悲しいときは

〈折々のことば〉 155 鷲田清一妻が逝って、私は、空ばかり写している。 元気になんか、なりたくないね。 荒木経惟(のぶよし)悲しいときは悲しむだけ悲しんだほうがいい。 こころが空っぽになれば、 その空しさをそのままおもいっきり表したほうがいい。妻…

仏の光に照らされて

昨日に続きます。 29歳までの親鸞聖人と、 比叡の山を下りられた29歳以降の親鸞聖人とでは大転換が起こります。その転換の時、 「雑行(ぞうぎょう)を棄てて本願に帰す」 とおっしゃいました。 親鸞聖人はさまざまな悩みを抱えながらも、学問を徹底的に…

ルーブル美術館展

お寺巡りをする仲間との年一度の旅行では、東本願寺を参拝した後、 京都市美術館で開催中のルーブル美術館展、行ってきました。チケットにも載っている、ヨハネス・フェルメールの 「天文学者」が、 話題を呼んでいますね。 この絵の前は特に人だかりで、ゆ…