自由になるために「思いを断ち切る」

姫リンゴ

許さない間は相手の支配下にある。 
自由になるために「思いを断ち切る」ことが大切・・・
渡辺和子さんの言葉が心に残っています。

朝日新聞(7月11日朝刊)の特集「汝の敵を愛せるか」と言う題で、
3人の方々が意見を述べていました。

渡辺和子さんは、2.26事件で目の前でお父様が殺害された方で、シスターでいらっしゃいます。
事件から50年して、その反乱軍の家族、関係者が開く「青年将校」の法要に出席されました。
その時、反乱罪で処刑された兵士の家族の苦しみに気付いたとのことです。

「自分だけが被害者と思っていたが、私よりつらい生き方をした人たちがいたんだ」。

相手を許すのです。
聖書にもそう書いてあります。
ヨハネ・パウロ二世は、
「許さないとずっと相手の支配下にあります」
と言われました。
今は、許すゆとりのなくなった時代ですと、言われています。


辛いことがいっぱいあったのに、誰のことも恨まなかった郁ちゃん、
あなたの言葉のように聞こえてきました。