お別れの旅

一条真也さんのハートフルブログに『あなたにあえてよかった』が紹介され、
郁代から両親にあてた手紙も紹介されていました。  


    「おとうさん おかあさんへ」


    わがままな娘でごめんね。

    いつもつっけんどんでごめんね。

    口が悪くてごめんね。

    心配ばかりかけてごめんね。

    親孝行できなくてごめんね。の顔、見せられなくてごめんね。

    おとうさん、おかあさんより先に死んじゃってごめんね。

    34年間という、少し短めの人生だったけど、

    おとうさん おかあさんのおかげで、

    楽しく、充実した、しあわせな人生でした。

    子どものころから、のびのび自由に育ててくれて有り難う。

    わたしを信頼し、やりたいことをやらせてくれて有り難う。

    いつも心配してくれて有り難う。

    わたしのために、泣いてくれて有り難う。

    産んでくれて有り難う。

    おとうさん、おかあさんの子どもとして産まれてこられて、

    わたしはとってもしあわせだったよ。

    本当に有り難う。              郁 代 
           (亡くなる1カ月ほど前に書いたと思われる遺書)


また涙が出てしまいました。


この本が発行されたことから、2007年の『24時間テレビ』の番組へと
つながりました。
あの時は私の心はまだ凍えていましたから、
東京から何度も取材に来られたテレビスタッフの皆さんを困らせました。