おくりびと
妹家族の葬儀会場は「オークス」で、 最後のお見送りの時流れていたのは、「あれっ、あの曲だ」・・・ 映画「おくりびと」のテーマ曲でした。映画の原作ともいわれる「納棺夫日記」は、 青木新門さん(現在「オークス」非常勤顧問)が葬儀の現場に携わってい…
本の紹介などで、いつも楽しませていただいている kuromori999さんからも、 素敵なコメントを頂きました。 有難うございます。郁ちゃん、あなたのお陰でいろんな方と繋がれたことがうれしく、 不思議でなりません。・・・・・ mikuさん、こんばんは、ますま…
私の記事を紹介してくださったcangaelさんは、 ・・・ オダネル氏は、 「あの時、少年の肩を抱き、なにか励ましの言葉をかけたかった、 しかし、できなかった」 という後悔の思いを、半世紀近く経った日本の写真展の会場で、 青木氏を自分の胸に抱くことで氷…
青木新門さん「こころの時代」(2014年7月19日)より 生死を生きる 4〜死を隠蔽する社会〜今日のわが国の社会は、ヒューマニズム(人間中心主義)を基盤とした科学的合理思想で、パラダイム(時代の支配的な物の見方)が成り立っています。 こんな少…
青木新門さん「こころの時代」(2014年7月19日)より 生死を生きる 3〜きれいな青ぞらと すきとほった風ばかりです〜葬式の現場・納棺の現場で死とは何かと考えるようになって、 死の実相を知った時点で仏教書を読み始めるようになりました。 私の住…
青木新門さん「こころの時代」(2014年7月19日)より 生死を生きる 2あらゆるものが差別なく輝いてみえる 〜癌で亡くなった医師の闘病日記〜 叔父の葬式の2、3日後のことでした。 以前親しくしていた友人の住職から、 「ありがとう、みなさん」と題さ…
アカデミー賞受賞映画「おくりびと」では描かれなかった、 「生」と「死」の本当の意味。 「死ぬ」とは、どういうことか―?「それからの納棺夫日記」(2014.02) の著者、青木新門さん出演の、 「こころの時代」(19日再放送)を見ました。ここに記す内容…
先日のリレーおぴにおん 「没後80年、賢治を語ろう」(A新聞)は、 青木新門さんでした。・・・・ そんな時にであったのが、宮沢賢治の「眼にて云ふ」という詩なんです。 病に倒れ、話すこともできない臨死体験のような状況を描いている。「だめでせう と…
ブログあたりまえの井村和清医師、 遺族の方が青木新門さんとお知り合いでした。 ネットで掲載されている青木新門さんのお話、 私も直接お聴きした内容と同じで、親しく読ませていただきました。 富山県砺波市は私の住んでいる所からも近く、 井村医師も身近…
青木新門さんのH新聞連載“いのちの旅”は、 往生とは・・・ 青空とすきとおった風のみ でした。 過去に納棺の現場にあって、 人は死んだらどこへ往くのだろうとの疑問に、 明確な回答を与えてくれたのが宮沢賢治の詩であったと、 青木さんはおっしゃいます。…
思い出の1冊 青木新門 「眼にて云ふ」 宮沢賢治 作 私の場合、1編の詩が私の死生観や人生観をも変えたと言っていい。 それは宮沢賢治が晩年に書いた文語詩の中にある臨死体験の詩といってもよい1編である。 壊血病で血が出つづける40度近い高熱の病床で…
青木新門さんの講演は昨年もお聞きしたのですが、 今回はアカデミー賞受賞後のお話でした。ということで、映画「おくりびと」の原作が 「納棺夫日記」であることの違和感、 そして、本木雅弘さんへの賛辞が中心でした。 つぎのようなお話でした。 「納棺夫日…
本木雅弘さんが出会ったのは、1993年発行の「納棺夫日記」でした。 その頃評判高かったので、私も読みました。(写真)表紙には交流のあった吉村昭氏の序文が、 裏表紙には、 「『信』不在の現代に警鐘を打つ、現代版『歎異抄』であるといっても言過ぎで…
講演の冒頭に、青木新門さんが必ずといって良いほど「1枚の写真」のお話をされます。ジョー・オダネル氏の写真展で出会った「少年の写真」。 「写真の少年」と、 「死んだ妹の亡骸を難民収容所の火葬場に置いてきた少年の青木新門さん」 がぴったりと重なっ…
本木雅弘さんが「おくりびと」について語っていました。「納棺の場では、送る人、送られる人のコミュニケーションがあるのです。 いのちのバトンタッチがあるのです」 青木新門さんの詩にもあります。 いのちのバトンタッチ 人は必ず死ぬのだから いのちのバ…
「納棺夫日記」3章によく出てくるお経の言葉、 「光顔巍巍」(こうげんぎぎ)・・・。 そのとき、釈尊のお顔は尊く光り輝いておられた。 郁代はがんを発病したとき、どれだけのショックを受けたでしょう。 結婚を目の前にした将来の夢あふれる時でした。再…
「納棺夫日記」で青木新門さんは言っています。 『叔父の顔は、私を罵倒していた時の顔とは全く違う顔であった。 安らかな柔和な顔であった。 目尻からは涙が流れ落ちていた。 叔父の手が私の手を少し強く握ったように思えたとき、 「ありがとう」と聞こえた…
娘が亡くなってからは、「生と死」に関する本をよく読んでいます。アカデミ―賞受賞「おくりびと」の原作本は「納棺夫日記」ですね。著者の青木新門氏のお話も、昨年お聞きすることが出来ました。「納棺夫日記」に次のような場面があります。 「顔もみたくな…
先日、「納棺夫日記」著者の青木新門さんの講演を聴く機会がありました。「納棺夫日記」は、 本木雅弘主演映画「おくりびと」の原作といわれています。 映画は私も観てきましたから、お話が興味深く、とてもよかったです。『同朋』1月号には、 青木さんの著…