『1/4の奇跡』を子供たちにも

かっこちゃんの本、『ありがとうの花』山元加津子著・三五館)が、
トンネルを渡ってすぐの書店「kabos」大桑店に平積みになっていたよ。
医療エッセーのスペースに、ベストセラーばかりが並んでいました。
ここで、よくかっこちゃんの本を注文します。
「人気の本ですから、売れますから沢山取り寄せたらいいですよ」
と、知り合いの店員さんに提言したりしてね。


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かっこちゃんのメルマガ(読者5000人)
第808号 「宮ぷー心の架橋プロジェクト」  
より転載させていただきます。  
ベストセラー『日本で一番大切にしたい会社』を書かれた、坂本光司先生の感動的なお話が載っていました。                
       

(前略)
『日本で一番大切にしたい会社』を書かれた法政大学大学院の坂本光司先生のお部屋の竜ちゃんからのメールです。
・・・・・
かっこちゃん、こんにちは。
今日の名古屋はとてもいい天気で気持ちが良いです。
昨日は坂本先生に同行して島根県の大森という町に行ってきました。
中村ブレイスの中村社長と、われらが坂本先生の講演のためです。
神の国で生まれ育ち、人のために仕事をしてきた中村社長は、
福の神のような笑顔で僕たちを迎えてくれました。
微笑まれたらさいご、ぜったいに笑顔にさせられちゃいます。
かっこちゃんと会ってほしい人がまた一人増えました。


島根県大田市大森町は、石見銀山といえばご存知かもしれませんね。
そこに、「中村ブレイス(株)」という義肢装具をつくっている会社があります。
生まれつきや、事故で手や足を失った人のために義手や義足をつくっています。
さらに、メディカルアートといって、指や手や耳や、乳がんで失った乳房などをとてもリアルに再現して、多くの人の心を救っています。
ほんとうに本物に見えるぐらいで、
手が置いてあるとちょっと怖いほどです。
子供のころからずっと隠し続けた障がいのある手を、
メディカルアートのおかげで同窓会に行っても誰にも気づかれず嬉しかったという話もありました。
乳房はそのままおふろにも入れる。
旅行に行っても入れなかった温泉に入れるようになりました、という話もありました。


世界中からこの辺境の大森まで、義肢装具やメディカルアートを作りにやってくるそうです。
フィリピンの貧困の田舎で生まれた、うまれつき四肢障がいの子供は、
歩きたいんだと涙を流し、中村さんはそのためにできるだけ安くて現地でも作れる義足は無いかと苦心しました。
普通の義足は数万円からして、現地の経済力ではとても買うことができないことと、こどもはどんどん成長して、すぐに義足が合わなくなってしまうからです。
たくさんの苦労の末、現地の竹細工職人とひっしに力を合わせて、
ついには竹で編んで作った義足を完成させました。
ご両親や本人の嬉しそうな笑顔や涙は輝いていました。


全部書くと長くなってしまうので、この話はここらへんにしておきますが、
中村社長の話を聞いたりフィリピンの子のビデオを見ていて、
僕は、かっこちゃんのことを思いだしていました。
この生まれつき四肢障がいの子は1/4の子だ。
まわりにいる兄弟や友達は彼のお蔭で健常なんだな。
だから彼に対し、自然に優しくて、自然に助けているんだなぁ、と考えていました。
そして中村さんが作った義肢はかっこちゃんが教えてくれた、
レッツチャットのような意思伝達装置とおなじ感じがしました。
世界中に、こんなに安くて使いやすい義足があるのを知らない人も多く居ると思います。
この講演会は将来の企業家のために坂本先生がずっと関わってきた勉強会の1つで、
起業を志す人の中で1人でも、何かを感じてハンディのある人を助ける仕事を始めてくれたらなぁと、中村社長の後の坂本先生の講演を聞きながら思っていました。


すると突然、坂本先生が、ゲスト参加していた校長先生たちに向かって、
山元加津子さんの『1/4の奇跡』を、皆さんが読み、
ぜひ子供たちに読ませて下さい。」とお話になりました。
しかも2回繰り返しました。
坂本先生は本当に大事なことは2回繰り返して話をされます。
本のタイトルだけなら5回は繰り返してたと思います。
僕はビックリしました。
その時まったく同じことを考えていたからです。
以前に坂本先生と、日本中の学校で子供達全員に『1/4の奇跡』を配ったらまちがいなくわが国が良くなるのにね、
なんて話をしたのを覚えていてくれたのか、
たんなる偶然かわかりませんが、そんなことがありました。
地域の校長先生が5〜6人参加されたのは、
県の方のアイディアで急きょ実現した、今回限りのゲスト参加でした。


偶然・・・じゃないよね。校長先生たちは、かっこちゃんの本のタイトルをメモしていたようですから、実現してほしいなと強く強く、心から願っています。
長くなっちゃった…。
お忙しいのにごめんなさい。竜一郎
・・・・・


わあ、竜ちゃんありがとうございます。
坂本先生ありがとうございます。感激です。
すごくすごくうれしくて、本当に本当にありがとうございます。
知らないところで、こうして支えてくださっている方がおられること、
ただただありがとうと思います。
雪絵ちゃんがどんなに喜ぶことでしょう。      (後略)
かつこ




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