未来があると思えたら





未来があると思えたら何かが変わっていくというお話、素敵でした。


かっこちゃん( 山元加津子) のメルマガ
第869号 「宮ぷー心の架橋プロジェクト」より抜粋転載させていただきます。



 今日はこうちゃん先生のうれしいお話をします。
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かっこちゃん、僕のこと、メルマガに載せてくれてありがとね。
恥ずかしいような、でもとびきり嬉しい気持ちでいます。
かっこちゃん、あの日記を書いた日は僕にとって、大切な転換期だったと思います。
あれからは、脳幹出血を起こした人や、
同じように深刻な状態にいるご家族に説明をするときに、
ほんの少しだけ僕の説明が変わってきました。


「とても深刻な状況です。
僕はここで、
“一生、いわゆる植物状態で、四肢麻痺になりますよ”
と過去のデーターから言えば、お話しなくてはなりません。
しかし、僕から、参考にしていただきたくて、
ぜひ、ひとつお話したいことがあります。
2年前に、僕は、ある人のことを知りました。
この出血なら当然、一生植物状態四肢麻痺と誰もが判断するだろうというような広範囲な出血をしているにもかかわらず、
その後、回復をして、食事を口から取ることができるようにまでなり、
思いも伝えられるようになった石川県にいる男性を知りました。
そばにいる山元さんという女性が毎日日記を配信していて、
その日記を読むうちに、
ご家族や周りの取り組みで、変化に違いが起きてくる場合があるのじゃないかと思うようになりました。
ここに資料があるので、参考までにお渡ししますね。
僕は、こういうケースがあったということしか、今は伝えられませんが、お伝えだけでもさせてくださいね」と。


ところがね、かっこちゃん、
その後、そう話したと話さないでは結果があきらかに違ってきたの。
僕たちの意識もそうなると変わってくるよ。
今までは未来がないと思っていた患者さんのことを、
可能性が広がっていると思えるようになってきた。


かっこちゃん、これはすごいことだよね。
いつか、何かが変わっていくよ。
そういう予感がしています。
かっこちゃん、ありがとう。
僕はね、まだ、過去に出会った患者さんのことをずっと考えています。
今はまだ、宮ぷーのことを、そういうケースがあるんですとしか話せないことを許してください。
病院の体制も整えられなくている。
でも、必ずもっと結果を出していくからね。
・・・・・


こうちゃん先生、ありがとうございます。
心から心からお礼を言いたいです。
とてもうれしいです。
どんなことも、一歩ずつ、少しずつ、変わっていくことが、
大きな力になって、変わっていくことを私は知っています。
                            かつこ