人生を立ち塞がれそうになった時

岡部明美さんのブログに励まされることが多いです。
岡部さんは生死をさまよう壮絶な体験をしていらっしゃるので、
思いがびんびん伝わってくるのです。


昨日は、「大きな問題に人生を立ち塞がれそうになった時」でした。


私が最近、自分が一番変わったなあと思うことは、人生にどんな問題や状況が表れても、それでも、いつも「今がいちばん幸せ」「今がいちばんいいと思えることだ。

もし魔法使いがいて「あの頃に戻りたいという“あの頃”があなたの中にあるのなら、この魔法の杖を使って戻してあげるよ」と言われても、私には戻りたいあの頃などないなあ。



仮に戻してもらったとしても、私は、やはり同じ道を、同じ人をきっと選択する気がするのだ。
たしかに、あの時、Aの道ではなく、Bの道を選んだら、もっと楽に生きられたのかも知れない、あんな痛い思いをしなくてすんだのかもしれない。
あの時、Cさんではなく、Dさんを選んだとしたら、あんな苦しみも悲しみも切なさも体験せずにすんだのかもしれない。

でも、私は、今世では、その喜びも哀しみも切なさも痛みも感動も、ぜーんぶ体験しにやってきた魂だから、「これでいいのだ」「これでよかったのだ」と心から納得している自分がいるのだ。
やはり、バカボンのパパは偉大なのだった。

もちろん今だって、時には、腹が立ったり、悲しくなったり、落ち込んだり、胸が痛む出来事が起きてきて泣いてしまうこともある。
ただ、生きている限り問題がなくなることなどありえないのだと腹の底から理解すると、問題が起きてきた時には、ただ、今やるべきことを淡々とやるだけだ。
学ぶべきことを学び、手放すことを手放し、受け取るものを受け止めてみる。こけつまろびつ、スッテンコロリン、スッタモンダが人生さぁ。

すると問題が問題でなくなるんだなあ。問題が、自分自身の成長の課題に代わるから、問題は問題でなくなるのだ。
妄想族から時には瞑想族へ。
すると思考のノイズがだんだん鎮まってゆく。
意識が今ここにある時、そこはただただ静寂で、永遠の今に在る意識だけが残る。

そんな静寂なんて自分には縁がないよーという人にはこれがお勧め。
尊敬する感性論哲学の芳村思風先生の“宇宙雄たけび解放法”だ。
芳村思風先生は、大きな問題に人生を立ち塞がれそうになったときには、
宇宙に向かって「俺をこれ以上大物にしよってかー!」と叫ぶのだそうだ。

うん、このセリフはいいなあ。ううううーっと思うような出来事が起きてきた時、にっちもさっちもいかなくてグルグルしている時、世界の中心で愛を叫ぶように、これを叫んでみっか。