この子たちは私のものではない



読者からの手紙が、手元にたくさんあります。
これまで、とても元気づけられてきました。

本を出すとき、
郁代に相談できないのに出していいのかなあと、
随分迷ったものですから。



あなたにあえてよかった」読ませて頂きました。
郁代さんの強さ、やさしさ、家族の想い、とても胸がいっぱいになりました。
職場で休憩時間だったのですが、場所も関係なく、
嗚咽するくらいに涙が出ました。
限りある命を精一杯生きる郁代さん。
なにげなく、当たり前に過ごしている自分。
 命の大切さ、この世に生かさせてもらっているという重みを感じました。

そう思うと、生意気になってきて口答えの多くなってきた小一の娘も、
いたずらで、甘えん坊でまとわりついてばかりの二才の息子も、
この子たちは私のものではない、

神様からの大切な預りものなんだと思いつつ、
つい感情的になり怒ってばかりで反省の毎日です。
郁代さんとお母さんの二人の関係は、
とても素敵でうらやましく思いました。

私も姉、兄のいる三人兄弟の末っ子ですが、
私は自分の母にこんなに素敵に接することが出来るであろうか
と思いました。
自分の二人の子ども達が大きくなって、
私にこんなふうに接してくれるだろうか。

お互い素直に向き合っていけるような親子になりたいと思いました。
せっかくのご縁でなれた親子ですから。
そして、自分の母に対して、何か愛しい気持ちになりました。

この本をたくさんの人に読んでもらいたいと思います。
わかるようになったら、子どもにも読みきかせたいと思います。
本当にありがとうございました。        K・Mさん