たんぽぽの詩 1

保育園に勤務していた時、
保育士が書きとめた
“子どものつぶやき集”を発行していました。


お母さん、お父さんも連絡帳に“つぶやき”を書いてきてくれました。
今でも、ずっと続けられています。
“つぶやき”には、
とがったこころをまあるくしてくれる魔法の力がありますね。

 
 
たんぽぽの咲く園庭でジャングルジムにのぼって
   「たんぽぽ列車にのって おでかけしよう。
    けど、おなかがすくから ジャスコにしよう!」
                          (4歳児) 

   

えさをやっていて                            
父「よく食べるコイやなあ」
娘「コイさん  おいしい おいしいって いっとるよ。
    ありがとうって いっとるよ」
                          (3歳児〉



給食のわかさぎのフライをみて
   「なんか、このわかさぎ
    ぼくのかおみて おこっとるきがする。」
   「えっ?ぼくのなんか
    てんごくにいって やすらかなかおを
    しとるみたいやよ。」
                          (5歳児)



蝶々をみつけて
   「あっ。ちょうちょや。」
   「ちょうちょって
    さなぎから へんしんするげんね。」
   「そうやね〜。
    さなぎは、あったかい おふとんねんね〜。」
                          (4歳児)