子育ての今をもっと大事に

「あなたにあえてよかった」を、今読み終えました。
いてもたってもいられなくなり、今、このはがきを書いています。
 私はある中学校の図書館司書をしております。
ひとりでも多くの生徒にこの本を紹介したいと思います。(第1信)


拝啓 暖冬のまま節分が過ぎてしまいました。
雪が降らないのもどこか淋しい冬になりました。
お葉書をありがとうございました。読みながら涙が出てしまいました。


実はお母様に二度目の葉書きを出してから、少し後悔をしていました。
「気分はすっかり春ですね」と書いてしまったことです。
私も二人の子を持つ親です。
子どもを亡くすということは、どんなに悲しくて辛いことなのでしょう。
まさに絶望感、この世に神なんているものかと運命をものろってしまうかもしれません。


そんな時にお母様に「気分はすっかり春ですね」と書いてしまったこと。
本当にデリカシーに欠けていたと思っていました。
しかし今日また、あのようなおやさしい文面のお返事を頂き、
お母様のお心の広さ、お美しさに泣いてしまいました。
郁代さんが許してくださったのでしょうか。本当に失礼しました。


今回のお母様のお葉書きは、
「今、頂いているものが宝ですね」と締めくくられていました。
先日、実家の母にも同じようなことを言われました。
 近年、妻として母としてではなく、自分自身の時間が多くなりました。
そんな私を戒めるように、
子育ての今をもっと大事にしなさいと言われました。
お母様の郁代さんを愛しても愛してもやまない気持ちからも
我に返りました。
私は今また、神谷美恵子さんの本を読んでいます。
親となって初めて読み返してみて、
考えさせられることがたくさんあります。

 
郁代さんは本当にお美しい方ですね。恋人がいらして良かった。
きっと私なんか足元にも及ばない聡明な方だったのでしょう。
身近にいらしたらあこがれの人だったでしょう。
そんな郁代さんのお母様です。
郁代さんのためにも、いつまでもお美しく笑顔でいらしてくださいね。
 

夕方子どもたちと梯川の堤防を三十分程ジョギングしました。
良い時間でした。
これからもお互い健康第一になるべく笑顔でいきましょう。
良い笑顔は伝染するそうです。
長くなりました。でも又お便りしますね。(第3信)
           2007年2月


Mさん、ありがとうございました。
さわやかなジョギングの季節になりましたね。
これからわたしもウオーキングをはじめようと思います。