「いいは悪い  悪いはいい」

昨夜は、NHK劇場中継を観ました。


   NHK  HP



仲代達矢が挑んだ能登・ロングラン公演『マクベス』」は、
公演前に予約で満席、
郁代のふるさとでもある中島町へは行けませんでした。
舞台裏など、沢山の情報が伝わってきていました。


1985年、無名塾が合宿をこの地で行って以来、
旧・中島町(現・七尾市)との交流が始まり、
1995年に仲代さん監修のもと、演劇専門の公設ホール能登演劇堂が造られました。
ホール最大の特徴は、
舞台正面奥の大扉が観音開きで開放されると、
外の自然風景を借景する大掛りな仕掛けです。
合戦の場面では外から本物の馬が走りこみ、
有名な森が動く場面では、50人の市民がエキストラ出演しました。


 時は11世紀半ば、イギリス、スコットランドの地。
スコットランド王国の将軍マクベスは反乱軍を鎮圧した帰還の途、
前回のドンキホーテ不思議な三人の魔女に出会い、
「いずれ、あなたはこの国の王になる」と予言される。
予言はマクベス夫人にも伝えられ、
それを聞いた夫人は王冠を手に入れる「近道」があると彼をそそのかす。
悪魔が乗り移ったかのような夫人の言葉に、
マクベスは自分を奮い立たせて、国王暗殺を決行する…。


三人の魔女たちの言葉
「良いは悪い  悪いは良い」の後、マクベスが登場しました。


<作> ウィリアム・シェイクスピア(訳:小田島 雄志)
<脚本> 隆 巴
<演出> 林 清人
<出演> マクベス    仲代 達矢(75歳)
    マクベス夫人  若村 麻由美
    門番      山谷 初男   
    ほか
久しぶりの若村 麻由美さんに魅せられました。


友人、知人たちが地元スタッフとして大勢参加したのでしたが、
ちょうど忙しいことがあったりして、予約をとれなかったのです。
演劇堂での本番を想像しながら、観ていました。
前回観た「ドンキホーテ」に続き、仲代 達矢さん有難うございました。