「オーシャンズ」
子どものころ疎開し、そのまま暮らすことになった母の故郷は、
目の前に海が広がっていました。
磯浜で海に潜り、魚と一緒に泳ぎました。
大波が寄せると、一瞬水中に身を隠し、波を避けるのでした。
私の育った能登の海は、郁代のふるさとでもありました。
オーストラリアで働いていた郁代は、
スキューバダイビングのライセンスをとり、青い海で潜っていました。
「あなたにあえてよかった」表紙に使った写真です。
ドキュメンタリー映画、
「オーシャンズ」を見てきました。
海はなぜ青いのか?
海はどれだけ大きいのか?
そこにはどんないのちがあるのか?
生命(いのち)の海から生まれ、
生命(いのち)の海へ還っていった郁代。
「わたしはここにいるよ!」
郁代からのサプライズ、
ラブレター、また届きました。
ありがとう。ありがとう。
涙があふれてたまりませんでした。