ジャカランダ

落合恵子さん、新聞の土曜エッセイは『ジャカランダ』でした。


  「ジャカランダジャカランダジャカランダ
  昨日から、おまじないのようにつぶやいている。
  シャワーを浴びながら、コーヒーを入れながら、玄米をとぎながらも、
  「ジャカランダジャカランダ」。
  花木の名前である。十数年前に写真で見てから、ずっと憧れている。


との書き出しです。
「いつかはきっと」と夢見ていたが60代も半ばになり、
「今年は必ず」に変わったと。
一夜のうちに友人数名が賛同して・・・・・。
  

  ジャカランダジャカランダジャカランダ
  生ごみを出しながら、わたしはいまも、うっとりと呟いている。


エッセイはこのように結ばれていました。


あれ〜。わたし知ってるよ、この花。
一瞬「見た事あるよ」と思ったほどです。
シドニーの郁代の友人から度々メールを頂いたのですが、
日本が冬に向かう頃、シドニーは春。
「こちらはジャカランダの花がきれいです。
日本の桜にあたります」
写真も送られてきて、私はなんだか見たように思っていました。


        



辛くてなかなか行けなかった、郁代のいないシドニー
意を決して、まだ行った事がない夫と、
今年は郁代の足跡を訪ねようかなあと思ったのでした。