阪神・淡路大震災16年

しあわせ運べるように


郁代が青春時代の四年間を過ごした神戸。
大学時代に住んでいた東灘区が、
阪神・淡路大震災で最大の被災地となったのは卒業した翌年のことでした。
16年前の今日でした。


「震災で壊れた家屋の下敷きになったのは、私だったかもしれない」
郁代は父と二人、お世話になった“親戚の人”を訪ねて
線路伝いに避難所へ向かいました。


お墓参りにおいでた神戸の“親戚の人”は、
「あの時郁ちゃんのリュックには、タオル、洗剤、ティッシュ、歯ブラシ、飲み物・・・など、すぐに使えるものがいっぱい入っていて、本当に助かったのです」
と言われました。


とても胸が痛む1日でした。


郁代が100メートルと歩けない身体で、最後の旅をしたのが神戸でした。

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