大ちゃんの詩
この物語は山元加津子先生のかけがえのない友達のひとり、
「大ちゃん」のお話です。
はじめは気持ちが通じ合えなかったふたりが、仲良くなり、
そして大好きどうしになって、やがて心が通い合うようになっていきます。山元先生の心温まるお話と大ちゃんの素敵な詩がきっと皆さんの心にも届くと思います。
おこることはいっぱいある。
悲しいことはいっぱいあります。
きれいな雪がたくさんふって
いっぱいをみえなくしてくれたら いいな
火って不思議やな。
となりの木に分けてやっても
火は少なくならんもん
火は心の中の
やさしい気持ちと
おんなじなんやな
星の光が 見える
星と僕は 知らないもの同志やけど
僕の心を 動かす力を持ってるんやな