春の風 14

かっこちゃんの日記配信「宮ぷー心の架橋プロジェクト」より
第611号よりの抜粋「丈さんからのメール」と、
第612号よりの抜粋「メールへの返信」を紹介させていただきます。



第611号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと  
                 2011年4月9日
(前略)
丈さんからのメールです。
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こんにちは、丈(たけ)と申します。メルマガをいつも拝見しています。
前に何度かメールをさせていただいたことがあり、
そのたびに丁寧にお返事をいただきありがとうございました。
僕はある企業の管理職をしています。
不況となり、大切な部下をリストラのために切らざるを得なくなり、
しかし、自分は職についていることなど、大きな葛藤と戦っているうちに、いつしか、自分の身体や心にも変調をきたしていることに気がついていました。そんなときに、
いつも丁寧にメールをくださったことで、乗り越えることができました。

今、震災が起きてさらに、会社が深刻な状態になっています。
会社が元気になったら戻ってくると言ってアルバイトをして待っていてくれている部下がいます。
僕が前に心を病んだときに、なぜ気持ちを立て直せたかについて考えると、かっこちゃんが
「いつもここにいます。いつも想っています」
と言い続けてくれたからに他ありません。
僕はその言葉を今は、元部下に言い続けています。
「暑さが厳しいけれど、どんなふうにすごしていますか? いつも君たちのことを想っています。君たちのことをはげみにして働いています」と。


かっこちゃんが今、毎日宮ぷーの携帯電話を鳴らすのはどうしてだろうか?そのことを思うとき、必ず泣きます。
宮ぷーはひとりじゃないよ。
いつも思っているよというかっこちゃんの気持ちが、
宮ぷーに携帯電話の着信音で伝わるのです。


僕たちが生きていけないと思うのはどういうときでしょう?
 どんな困難が立ちはだかろうと、人はそんなことで、だめになったりはしないのです。
誰からも思われていないんだ、この困難をひとりで乗り切らなくてはならないんだと思ったときに、
人はだめになってしまうのだと思います。
ひとりなんだと思うとき、生きる希望をなくすのだと思います。
せいらちゃんの「あなたをおもう」の歌を聴いたときに、
鳥肌が立ち、涙がとまらなかったのです。
僕たちができることは、やはり、思い続けること、
ここにいて、あなたのことをずっと思っているよ、
できることがあれば何でもするよということを伝え行動に移すことしかないと思います。
かっこちゃん、ありがとう。
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第612号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと  
                    2011年4月10日
(前略)
きのうの丈さんのメールにたくさんのメールをいただいたのです。
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福島のさちと言います。かっこちゃん、
「ひとりでないよ。いつも想っています」という言葉が心に染みました。
今は多くの支援もいただいて、そのことについては心から感謝をしています。多くの方の温かい思いも、本当にうれしいです。
けれど、この先どうなるのだろうという不安はいつもあります。


「あなたをおもう、あなたをおもう、あなたを思う」
リフレインして歌うその言葉が、ものすごく私の心に染みるのです。
紹介した友人が声をそろえて言いました。
「がんばって」という言葉もそれはいいかもしれない、
でも、私たちは、いま、それほど強くはないんです。
抱きしめていてほしい。
一緒にいるよ、離れていても想っているよと言われることが、
何よりの救いいだと言います。
かっこちゃん、みなさんありがとうございます。
いつも想っていてもらえるという安心感の上で、
私はようやく、がんばるねと言えます。がんばるね。


・・・・・
(まりやんさん)おひさしぶりです。
7日深夜の地震、夜勤でしたが、初めて地震酔いになりました。
病棟も周期の長い横揺れで、地震後吐き気がしました。
被災地の方、どうか無事でありますようにと祈るばかりです。
かっこちゃん、私が一番辛かった時、かけられた言葉で一番うれしかったのは「大丈夫、いつでもそばにいるからね。見守っているから。」
っていう言葉。
「がんばれ」って言われたくなかった。
めいっぱいがんばっていたもの。
そんな言葉より、
そばに誰かがいてくれると思えることがどんなに支えになったか。
一人じゃないんだと思ったら生きる気力が出たよ。人間って不思議だね。
きっと宮ぷーもそうだと思う。メルマガ読んでいてそう思いました。


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今日のメルマガを読んで、丈さんの気持ちがすごくよくわかりました。
私も心と身体がボロボロで、限界が来ています。
でも、ひとりで抱え込んでいます。誰にも言えません。ひとりじゃないって、大丈
夫って言って欲しいです。お願いします。


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(雪也さん)僕も言っていいなら、かっこちゃん、
ひとりじゃないよって、言ってほしい。
いつも想っているよと言ってほしい。
でも、それは無理ですね、
宮ぷーが携帯を待っている気持ちよくわかります。
ひとりだと感じると生きていけない。
でも、思ってくれる人がいるなら生きていけます。よくわかります。
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メールを読ませていただいて、涙がとまらなくなりました。
大丈夫です。決してひとりじゃない。
それは本当のことです。想っています。
本当に手を合わせるようにして、ずっと思っています。
誰かが一人、それぞれの人が生きている天の全体のことを想う時、
それは決して全体ではなく、
一人一人のことを想うことになるんだと私は想います。
さびしくないよ。みんなで生きてる。
一緒に生きていきましょう。私は想うよ。私はずっと思っています。
きっとみなさんもずっと想ってくださっています。
だから大丈夫。一人ではありません。