いつでも少年探検隊

オーストラリアでも、野外の写真が多い郁代です。




私はずっと働いていて忙しく、ほったらかしだったので、
それをいいことに、
子ども時代の郁代は日が暮れるまで外で友達と遊んでくる毎日でした。
このころはまだ、
子どもらしく過ごせる場所も時間も残されていたのでした。
子どもにとって、最後の「良き時代」だったかも知れません。



幼友達からの手紙


     ♪ 僕らは少年探検隊          ともえ


 郁ちゃんとの付き合いは、
保育園の頃から数えて三十年近くになりますね。
私と郁ちゃんの思い出と言えばやっぱり小学校時代かな?
学校が終われば、
家に帰りランドセルを置いて一緒に遊んだね。


♪ 僕らは少年探検隊 ♪ を大きな声で唄いながらの草むら探検、
川原で水遊び、
水遊びが終わると決まって「のむら」にアイスを買いに行ったよね。


保育園の屋上で星の観察もしたね。
寝転がって星の数を数えたりしたよね。


いつも仲良しだったのに、よくケンカもしたね。
「もう絶交だ!」って言い合って別れたのに郁ちゃん、
次の日も迎えに来て、学校に行ったよね。


下校途中で、二人で見付けた「不思議なキノコ」。
ちょうど国語の授業で『牧野とみたろう』が出ていて、
あの話と同じキノコを発見したんだったよね。
でも、二人で発見したから、
「不思議なキノコ」の証人は郁ちゃんしかいないんだよ…。
・・・・・



「僕らは少年探検隊」・・・
子ども時代の郁代を言い当てるのに、
これほどぴったりの言葉はないでしょう。