30年も待ち望んでいた上映会

かっこちゃんのメルマガ第13070号
「宮ぷー心の架橋プロジェクト」(2013年3月8日)からです。


東京と大阪の上映会が満席となって、東京が今週末になりました。
私はそのことを思うだけで胸がいっぱいになって、
また少し眠れないくらいドキドキしています。
私には深い想いがあるからなんです。
この日を私はもしかしたら20年も30年も待ち望んでいたのかもしれないと思ったりします。
私が教員になった当初、手や足の怪我は治っても脳の細胞は決して回復せず、
だから、機能も回復しないというのがあたりまえの考えでした。
そして、とても思いを伝える方法がないために、伝えられないお子さんが、深い思いをもっていないのだということも、
そういう考えを誰もが持っている時代でした。
でも、子どもたちと一緒にいて、子どもたちが教えてくれたのは、
方法さえとれば、みんな損傷後、何年経っていても、変化をみせてくれるんだということだったのです。


でも、それは、どなたにもとても信じてもらえるものではありませんでした。
常識と全く反対のことだったからです。
でも、私の中には、回復する方法があるんだ。
その方法をとれば、きっと回復するんだとわかっていないがら、
お話させていただくたびに、
「なんてばかなことを」
「教員のあなたに、体のことの何がわかるのですか?」
という返事。
そのたびに、心を折れてしまって、だんだんと私はそのことを口にできなくなってしまっていたのです。
そして、私はただ、こっそりと、自分が担当させていただいたお子さんとはその方法を取り組むばかりでした。
でも、新しいお子さんと出会う度に、私はやっぱりこれは本当のことだと確信していきました。


私は子どもたちが命をかけて、いつも、教えてくれていたのにと、ずっと伝えられない意気地のない自分を責めていたと思います。
宮ぷーが倒れて、今こそと思ったときに、私には協力してくださる仲間がたくさんいました。
映画を撮ってくださった靖子ちゃんや小野っちや、
メルマガを配信してくださる星野さん、
HPを作ってくださってる竜ちゃんや、よっきーちゃん、
そしてメルマガを読んでくださっているみなさん、
おはなし広報大使のみなさんや白雪隊のみなさん、
私には大きな力がたくさんありました。


 みなさん、私はあきれるほど欲張りです。
東京がいっぱい、大阪もいっぱいの方が来てくださる。
すごくすごくうれしいです。ものすごくうれしいです。
でも、私、ああよかったって、それだけでよかったって思ったらだめだという気持ちがあります。
…本当に欲張りです。
二日間で終わってしまってはだめだ、
続いて行かなくちゃ常識が変わっていかないんだと思うのです。
16日の沖縄や、23日の新潟、24日の日野市、愛知県の豊橋市
続いて上映してくださるみなさんのところが、やっぱり満員御礼になってほしい。
そして、みなさんが、ああ、かっこちゃんが言っていたことは、本当だった、
宮ぷーだけでないんだ、みんな本当にそうなんだって、
映画を観て感じていただけたらなあって夢見ます。
だって、この映画はすごいんだもの。
靖子ちゃんが本当にすごいものにしてくださったんだもの。


みなさんが上映してくださる他に、東京は16日からトリウッドさんで、
大阪は23日からシアターセブンさんでのロードショーがあるのですが、
どちらも、最初の頃にたくさんの人が入ってくださったら、
その時点でロングランが決定するのだそうです。
だから、やっぱり映画を観てくださって、もしも、ああ、これは、私の大切な人に、見せたいなあ、観てもらいたいなあ、
私の家族に絶対に観せたい、彼と観たい、彼女と観たい、
友人と観たいとかそんなふうに思ってくださって、また足を運んでくださったら、きっときっと何かが動き出すとそんなふうに思えてならないのです。
ときどき、これは、自分のわがままだろうかと思って、落ち込みそうになります。
でも、また、ううん、だって、本当のことだし、必要なことなんだものとまた考えるのです。


宮プーの歌


沖縄のほこぴーさんが、メールをくださいました。
・・・・
こんばんは、沖縄の鋒山です。
3月16日の「僕のうしろに道はできる」沖縄上映会が、あと10日後に迫ってきました。
やっちゃん(岩崎靖子監督)がこの映画を撮り始めてからずっと心待ちにしていたので、すごい楽しみにしているのと同時に、
まだ、あまり人が集まっていないので不安なところもあります。
この映画って自分にとっても特別なものになると思うんです。


宮ぷーの発病の時期って自分のバイク事故の時と大体同じ頃なんですよね。
僕のバイク事故の記憶は、自分の右手があらぬ方向へ曲がっているのを目にしたところから始まりました。
肺が破れて呼吸が苦しくて、右足の骨も折れて皮膚から飛び出てて、
入院当初は寝たきりでした。
寝返りも看護師さんにお願いしないといけなくて自分では出来ませんでした。
手術も11時間かかって、麻酔がとれた時の激痛や、
起きている間中ずっと続く痛みの中にいた毎日は時々、思い出します。


でも、人間の体の持つ治ろう治ろうという力は本当にすごいということを僕は自分の体を通して文字通り痛いほど感じることが出来ました。
いのちって本当にすごいんです。
毎日の痛みの中で細胞が一生懸命、生かそう生かそうとしてくれているのを体の
中で感じられたことは自分の宝物でもあります。
今では、あの事故にあって良かったなって本気で思っています。
「宮ぷーの歌」を最初に聴いた時は、自分の歌だって思いました。


   明けない夜は決してない 
   私はもう2度と迷わない 
   時を味方につけたから 
   折れた心はいつの間にか羽ばたきだして 
   ほら私たち笑っているよ 
   ここにいること 
   そんなことさえつらいと思える日にも 
   今日という日を懸命に生きること 
   それが必ず明日へつながる 
   息をすること 
   そんなことさえつらいと思える日にも 
   今日という日を
   懸命に生きること 
   それが必ず明日へつながる」
 

だから宮ぷーが一つひとついろんなことが出来るようになっていく姿が本当に嬉しくて。
こうして映画になってくれたことも本当に嬉しくて。
宮ぷーとメルマガにして伝え続けてくれたかっこちゃん、
撮り続けてきてくれたやっちゃん、
みんなを支え続けてきてくれたたくさんの周りの人達に本当に感謝です。


それと今度の「僕のうしろに道はできる」上映会は僕が上映会をする活動を始めて50回目の上映会でもあるんです。
あの事故にあって良かったことのひとつは
「1/4の奇跡」にも出会えたこと。
最初にこの映画の内容を知った時に
「これは観なくちゃ!!」
って直感が働きました。
いのちのすごさ、本当のことを伝えているのはこれだ!!って。
その時までかっこちゃんのこと知らなかったんですよ。
観たら今度はたくさんの人に観せたくなって、どんどん続けていたらいつの間にか50回目になっていました。
こうして動いていくうちに本当にたくさんの人と友達になれました。
すべてのことは、いつかのいい日のためにあるんだなぁって本当に思います。


だからこそ今度の上映会も満員の会場にして大成功させたいんです。
なので上映会の情報はフェイスブックイベントページにあるので
これらのページをたくさんの人に伝えて頂けたらと思います。
かっこちゃんのメルマガでもお伝えして頂いてよろしいでしょうか?


最後なんですけど、実は自分の中でこの上映会は大成功するんだって予感もあったりします。
本当は1月の時点で35分バージョンの上映会をする予定もあったんです。
会場を借りて準備していたら90分のフルバージョンもつくるよって、やっちゃんから声がかかって、じゃぁそれならって今回の日程に変更しました。
それで空いたスケジュールでやったのが村上和雄先生の「祈り」上映会でした。これも1週間前までちゃんと人が集まるのかなって思えるような状態でした。
でも、当日蓋を開けてみたら200人以上のお客さまが来てくれて予想外の大成功でした。
こういうことが今、求められている時代になったんだなって思いました。


ものすごく大きな怪物のような常識の壁が崩れ始めているみたい。
みんなの力で常識は変えていけるんですよね。
今はそんな冒険の旅の途中なんですよね。
誰もが伝えたい気持ちを持っていること。
夢はあきらめなければ叶うこと。
奇跡が奇跡でなくなる日にどんどん向かっていること。
そんなことを伝えているこの映画は本当にたくさんの人に観てもらいたいです。簡単ではないかもしれないけど、最後まで歩き続けようと思います。
いつか宮ぷーとかっこちゃんの講演会も沖縄でやりましょうね。
今回の上映会がそこに向けての一歩になると思います。
・・・・


ほこぴーさんありがとうございます。
涙で前が見えないほどです。
50回も上映会や講演会を続けてくださったのですね。
ありがとうございます。
どうぞ、みなさん、
ほこぴーさんの思いや、私の思い、伝えていただけませんか? 
そして、どの会場もいっぱいにしたいです。
欲張りな私をどうぞ許してくださいね。
そして、よっしゃ、わかったよって言ってくださいね。
(ああ、なんてわがまま、きかんぼう。書いている自分があきれます)
                            かつこ



関東
3月9日(土)12時30分〜北沢タウンホール(下北沢) 
    

関西 3月20日(水・祝)13時〜大阪市中央公会堂淀屋橋
    

続いて、各地で上映されます。
     

映画ホームページ
「僕のうしろに道はできる〜奇跡が奇跡でなくなる日に向かって〜」
    

宮田さんの事実、植物状態からの回復方法をまとめたホームページ
「白雪姫プロジェクト」 
   

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