今年のさくらすべて供花

街を歩くと、料亭の花暖簾が桜模様に衣替えでした。




高橋睦朗「季をひろう」(朝日・9日)は、
“三・一一忌”でした。


そこに載っていた俳句、沈黙の量に圧倒されました。


宮城県在住 高野ムツオさん(被災者)の俳句


  ☆ 四肢へ地震  ただ轟轟(ごうごう)と  轟轟と


  ☆ 膨れ這い  捲(めく)れ攫(さら)えり  大津波


  ☆ 車にも  仰臥という  死春の月


  ☆ みちのくの  今年の桜  すべて供花


  ☆ 春天より  我らが生みし  放射能