うれしい報告


前回に続いてうれしい報告です。
第1415号宮ぷーこころの架橋ぷろじぇくと (2013年6月21日)より


体当たり白雪姫のお優さんとあやちゃんたちは、本当になんて素晴らしいのでしょ う。もう嬉しくて、涙がとまりません。
私もがんばらなくちゃと勇気をいただきます。
お優さんのブログ「あなたと話せる日のために」から
・・・・・・
「意識って何?」
私の仲間(ぴょん吉さんと言います)からの紹介で、ご主人が脳出血で倒れたという方に会って来ました。
ぴょん吉さんは先日その方に初めてお会いして、その日のうちにご主人のことを知り、彼女に白雪姫プロジェクトのことを伝えて、
さらに私に繋いで下さいました。


早速連絡をとりあって、最速の今日をお約束。
アヤヤとKANA君も一緒に伺って来ました。
11時過ぎに病院に到着。先ずは奥様とお話をさせて頂きました。
お二人ともまだお若いご夫婦で、お子さんは二年生。
二年前に倒れたご主人は現在38歳です。
脳出血の重症な状態で、お医者様からは「手術をして助かっても一生植物状態になる」と言われ、手術をするかしないかを決めて欲しいと。
もちろん奥様は命を助けてくださいと手術を選択しました。
それから2年、「意識の回復はない」と言われています。
赤ちゃんのような何もわからない状態になるのだと。


私たちは白雪姫プロジェクトのことをお話して、
「僕のうしろに道はできる」の本をお見せして,お話ノートも差し上げました。
必ず回復すること、一人でも
「全部わかってることわかってるよ」と真剣に思って、
回復するからね!そのために頑張ろう、
と言ってくれる存在があることでご主人は変われるからと、
絶対にあきらめてはダメだとお話させて頂きました。


今まで一人で頑張ってきた奥様。
奥様のお母様がとても協力してくださっているけれど、相談できる人もなく、
回復する望みもあるのか無いのか全く誰とも不安を打ち明けることも出来ずにどんなに辛かったでしょう。
病室に行ってご主人にお会いしました。


え????と、先ずびっくりしました。
私が今までお会いした方々の中で「一番意識がはっきりしておられる」と感じたからです。
自己紹介もしっかり目を見て聞いてくださって、うっすらと微笑みも浮かべてくださいます。
アヤヤが自己紹介しても同じように反応してくださって、更にKANA君を見せ
ると、破顔とも言える笑顔!
そして左手をシッカリ伸ばしてKANA君の手を握り、
頭にも手を伸ばして撫でようとしてくださる!
アヤヤと私が息子さんの写真を見て
「息子さんですか?かわいい〜〜!!」と二人で同時に言うと、
また大きな笑顔になって「はは」と声も出されて!


意識の回復はない?
完全に意識回復してるではないですか!
こういう時にいつも医学で言う「意識」ってなんだろう???
と不思議な気持ちになるのです。


奥様に話したように、時間をかければ必ず回復できるからあきらめないで一緒に進みましょう!と話すと涙が・・・・
そこから筆談です。
左手がしっかり動くのでペンを握ってもらうとちゃんと持てる!
そして◯と×の練習をしてから数字の練習。
おやまあ!完璧です!!
×は斜線一本ではなくちゃんと交差させてくれました!
「好きな数字は?」と聞くと「5」と書いて下さいました。
「お名前は?」の質問にもきっちりと答えて、奥様はただただ驚きの声!
そこで、これは行ける!と奥様にバトンタッチ。
この方はほとんど自力で筆談ができているのです。
お手伝いはほんとに少し手を添えているだけ。


そうしましたら、
奥様の名前とお子さんの名前を書いてさらに「ありがとう」と!!
アヤヤはお子さんともすっかり仲良しになって、
パパが字を書いてくれたりパパの病室が賑やかな笑いに満たされていたのがとっても嬉しかったと言って下さいました。
なるべく体を起こすこと、背中を開放すること、
首をシッカリ立ててあげる事などをご本人の前でお話して、また目を見て
「意志を伝えられるよう色々やりましょう」
と いう話をしていたらまた目が真っ赤になって涙を流されて・・・
こんな瞬間に医師でもない私が立ち会わせて頂けて、
本当に本当にありがたいと思いました。(後略)
・・・・・・

私が白雪姫プロジェクトをどうしても始めたいと決意させてもらったのも、
知らないというだけで気持ちを伝えられないままに、時間を過ごしておられる方がたくさんいることを知ったからでした。
その方の数は数えることがおそらくはむずかしいほどだと思います。
この方も、すでに、思いを伝えるための準備は体の中でずいぶんしっかりできておられたのでしょうね。
それでも、周りの方が知らなければ、伝えることはできません。
お優さん、あやちゃんありがとう。
かなちゃんありがとう。
ありがとうございます。
思いが伝えられるようになると、
他の部分の回復の様子も変わってこられる方が多いようにも思うのです。
本当に言葉にならないほどのうれしさです。
                                かつこ


宮田さんの事実、植物状態からの回復方法をまとめたホームページです。
「白雪姫プロジェクト」
「おはなしだいすき」