「子どもは声を出すのが仕事でございます」
赤ちゃんは“泣くのが役目”なら、歩く人にも役割があると書いたことがあります。
隣の保育園の「つぶやき集」によると、
赤ちゃんは“歩くのが仕事”だそうです。
ひよこ組の良太ちゃんがヨチヨチ歩いていて
『おかたづけするよ〜』
「先生、良太ちゃんステキやよ。」
『おかたづけしとったから?』
「ううん。だって 歩いとるもん。
赤ちゃんは、おかたづけせんでもいいげん。
歩くのが良太ちゃんの仕事やし、
お仕事しとる良太ちゃん ステキねん!」
(5歳児)
次の投稿文では、
“子どもは声を出すのが仕事”とありました。
騒ぐ子ほめた「舌妙」な法話 (一部抜粋)
奈良薬師寺金堂にて50人ほどでお坊さんの法話を聴いていたときのこと。、
途中、子供の声がお話にかぶさるように響き渡った。
「子どもは声を出すのが仕事でございます。
いま子どもさんは、とてもいい仕事をしていらっしゃいます。
私も負けず声を出します」
お坊さんはすぐさまおっしゃり、お話を続けられた。
金堂は笑い声であふれて場が和み、子どもも声を出すのをやめた。
なんてウイットに富んだお坊さんでしょう。
(A新聞 2016・1・24 声欄)