「金沢望郷歌」

ふとテレビに目をやると、
松原健之「金沢望郷歌」(作詞:五木寛之/作曲:弦哲也)が
流れていました。

五木寛之氏の講演会の後にも、よく歌われていました。
何度も聴いて、よくなじんだ歌でした。


    桜橋から  大橋みれば
    川の岸辺に かげろう揺れる
    流れる雲よ 空の青さよ
    犀星(さいせい)の詩を うつす犀川(さいがわ)
    この街に生まれ この街に生きる
    わがふるさとは金沢 ゆめを抱く街







「この街に生まれ この街に生きる
わがふるさとは金沢 ゆめを抱く街」

のところで、突然、滂沱の涙があふれ出て止まりませんでした。
松原健之ではなく、歌っているのは郁代だったからです。



この街に生まれ、この街に生き、
ふるさと金沢に抱かれて、郁代は逝きました。


五木さんは、「わがふるさとは金沢」と公言し、
地元の人以上に愛していられるのです。