グループホームでも読みました

グループホーム介護職員  Sさんからのお便り    

 

 ごめんください。突然お便りします。
「あなたにあえてよかった」
涙で読ませていただきました。


すばらしいご家族、お友達に恵まれた郁代さんは、
短い人生でしたけれど最高の人生だったと思います。
私は、18名のお年寄りの皆さんと毎日楽しく過ごしております。
年長の方は10月10日で100歳になられ、
まだ1人でトイレも行き、
食事は食べても食べてもまだかまだかとお元気です。


10月23日(2006年)、仕事に出かける前に読んで、
午後お風呂あがりの憩いのひとときに、
「いまから良い本読むね。又泣くわよ〜」と言って、
読むというより話してあげるようにします。
初めから涙、涙…声まで出して泣いておられるので、
他の職員さん皆が貰い泣きです。


そのおばあちゃんの感想。


「私達がこの年(82歳)まで生かさせて頂いているのにもったいない。
代われるものなら代わってあげたかった…」と言っておられました。
「すばらしいご家族ですね。きっといい娘さんだったのね。
沢山のお友達もいられて羨ましい。
私なんかひとりぼっちだもの」と又、泣かれました。
この方は、お子さんもご主人もいらっしゃらず、
甥御さん夫婦が本当に良くして下さっています。


最後に、「千の風になって」を唄って。
この歌も「何回歌ってもらってもいい歌ですね」と言ってくださいました。
私もこの歌を知ったときからCDを買って覚え、疲れた時、淋しい時などによく唄います。
きっと娘さんも千の風になって、
ご家族皆さんのまわりを飛んでいらっしゃる事でしょう。
ほんとうに感動を与えて頂いた本でした。


これから紅葉もきれいになりますがその分寒くなってきます。
娘さんも来られた山中温泉へいらっして、身体を休めてくださいませ。
ありがとうございました。


休日に色々な施設にお話に行くのですけれど、又皆さんに話して上げたいと思います。

山中温泉の近くの方ですね。
娘との御縁を感じ、うれしく思いました。