郁代の洋服がたくさん残っています。
誰も着る人がいないと、洋服がかわいそうです。
もっともっと、着てほしかったでしょう。
時々、セーターを着てみます。
郁代と一緒にいるようで、うれしいのです。
私がMサイズだとしたら、元気なころの郁代はLサイズでした。
袖が長く手が隠れます。
お尻が隠れ、ロング状態です。
病気になってからの物も残っています。
洋服はSサイズばかり、
ブラウスも、セーターも、カーディガンも、みんな細くて着れません。
パンツも、スカートも、合いません。
ウエスト細めの私でも、はけません。
Sサイズの洋服に触れると、涙が止まらなくなります。