クリちゃん

大学時代、神戸で一番お世話になったのが親戚の石田さんご一家。


最後の年、
四月末から始まるゴ−ルデンウイークに、
皆さんで郁ちゃんに会いに来てくださったね。
そのとき、一緒に来てくれたクリちゃんから、新年のあいさつです。



あの時、皆で入った昼食のお蕎麦やさん、
郁ちゃんはもうほとんど食べれなくて、
「私のは注文しなくていいから。お母さんといっしょでいいからね」
と言ったのでした。


車での移動もやっとだったのに、
五月には韓国、六月には姫路や神戸、大阪の友人に会いに行きました。
五分間も歩けないような身体で、一人で出かけました。


神戸は郁ちゃんの青春がいっぱい詰まった街だね。
世の中、バブルまっさかり。
華やかに着飾った女子大生も多くいた中で、
英会話教室に熱心に通っていた郁ちゃんのライフスタイルは、
シンプルだったね。


ありあまるほどのものは、
「夢」と「希望」。


思い出すことばかりです。