続けるだけでも
習字教室用の練習本を取り寄せると、黙って書いている孫ふたり。
先生はいないんだけど、続けていれば少しずつ進級する仕組みです。
5年生になったAちゃん
まだまだ野山を駆けるといいよ。
Sちゃんは中学生になって、部活が忙しくなったね。
忍耐忍耐!
今日はおてんとさまが温かいので、洗濯物が乾きます。
うれしくなります。
日の光 金子みすゞ
おてんと様のお使いが
そろって空をたちました。
みちで出会ったみなみ風、
(何しに、どこへ。)とききました。
ひとりは答えていいました。
(この「明るさ」を地にまくの、
みんながお仕事できるよう。)
ひとりはさもさもうれしそう。
(わたしはお花をさかせるの、
世界をたのしくするために。)
ひとりはやさしく、おとなしく、
(わたしはきよいたましいの、
のぼるそり橋かけるのよ。)
のこったひとりはさみしそう。
(わたしは「かげ」をつくるため、
やっぱり一しょにまいります。)