弱い立場の人の気持ちがわかったよ



                 郁代撮影 最後の写真



ふいに、郁代がつぶやいた言葉が思いだされました。


「お母さん、病気になって良いこともあった。
弱い立場の人の気持ちがわかってよかったわ」



いつも読ませていただいている岡部 明美さんのブログにこんな言葉がありました。


Mちゃんのお父さん役をやった「あんこう」さんがいみじくも言った
「自分の気持ちが分かってもらえるよりも、
誰かの気持ちが自分のことのように理解できたときに、
人は救われるのかもしれませんね」
という言葉が私の胸にずっしりと響きました。


また、


「1/4の奇跡」   
で、柳澤桂子さんの文章の中に、


「人間には人を癒す力が備わっている.
しかし人を癒す能力は、相手を助けようとした瞬間に失われてしまう」
「お互いに不完全な人間であり、
お互いにはかない存在であることを知り、
信頼しあうことによって、お互いの心は開かれ、血が通い出すでしょう」
「我欲から目を離し、それを捨てることが出来たとき、
その代わりに心に満ちてくるものを、
私は「愛」と考えたい。


どちらもつい最近出会ったばかりです。



郁代がつぶやいた言葉も、同じように聞こえたのでした。