たんぽぽの詩 46


        涼感を誘う 玄関の萩





すべり台で寝転んですべっていて
  「せんせい みて!“ながしそうめん”」
                            (3歳児)





窓から外を見ていて
  「あっ!まるいのある。」
  「あれ、おつきさまやよ。」
  「そらって どこまでつづいとるんやろ?」
                            (4歳児)





園庭にて、カラスノエンドウで笛を作り、鳴らなくて苦戦中
  「せんせい どうやったらなるが?」
  「やさしくそーっとふくと なるよ」
  「じゃぁ そらからのかぜが そーっとふいたら
   ふえのなかにかぜはいって なるかもしれんね」
                            (5歳児)