食べられる幸せ


             近くの梨畑



月刊誌が届いて、病状が進んだ中で書かれた、
歌人河野裕子さん(故人)のエッセイが載っていました。
「副作用のなかでも一番こたえたのは、ごはんをたべられなくなったこと」
とありました。


郁代を見ていて、私も一番辛かったなあと思いだし涙がでました。
「おいしいものをいっぱい食べさせたい」と、
何度思ったでしょう。


今でもおいしいものを食べる度、
「わたしだけが食べられてごめんね・・・」とあやまります。
胸がチクリと痛みます。