春の風 1 

かっこちゃんのメルマガって、毎日こんなことが綴られているんです。
外がどんなに寒くても、胸の中は春の風でいっぱいになるのです。


メルマガ 11011(1月10日) 
four seasonsさんからのメールがのっています。


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9月に脳出血になりました。右側がやられました。
そのため、左側が動きません。
なぜ、なぜ自分なんだという思いから抜け出せません。
一生懸命生きてきたのに、悪いこともせずに生きてきたのに。
もっと太っている人も、
もっと酒をくらっている人もいくらもいるでしょう。
煙草ものまずに、生きてきたのに、
いったいどうして自分でなければならなかったのでしょう。
左足、左手が麻痺し、杖でしか今は歩けません。
ある人から紹介され、このメルマガを読ませていただくようになりました。


宮ぷーは、かっこちゃんは、どうして、そんなに幸せそうなのですか? 
こう言ってはなんですが、宮ぷーの障害に比べれば、
僕などほとんど、問題にならないほど軽い。


しかし、僕の左手、左足の麻痺はもう、それほど回復するとは思えません。宮ぷーはもう2年だというではないですか? 
それでも、二人は決してあきらめない。
そして、いつも、感謝し、いつも前を向いています。
宮ぷーが頑張るなら、僕だって頑張れるはずです。
僕だって治るはずです。
そんな日記の読み方をしているのは、
どれだけ失礼なことかわかっています。
でも、病のためのわがまま、許してください。


いつも意地の悪い、そして、どうせ、こんな姿になった自分なんて、
もうだめだと自分を卑下し続けている僕を、
ところが、いつのまにか、あなたたちは、変えつつあります。


倒れたからこそ、 宮ぷー心の架橋プロジェクト  に出会い、
知らなかった世界に出会い、いつか僕も笑って、泣いて、
毎日日記を読むようになりました。
おかしなことを書きましたが、お礼を言わせてください。
・・・・・



さっそく メルマガ 11012(1月11日)では、
春風さんからfour seasonsさんへと感謝の連鎖が続きます。


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フォーシーズンズさん、
かっこちゃんにメールをしてくださってありがとうございます。
それはまさに私の気持ちそのままで、あまりにそのままで、
短いメールでしたが、涙をこらえることができませんでした。
私は自分で言うのもおかしなことですが、
誰もがうらやむ人生を送っていました。
世間で言われる良い高校、良い大学へ進み、
在学中に声をかけていただいて、モデルの仕事を始め、
結婚してからも、その仕事を継続していました。
ところが、そんな私に悲劇が訪れました。脳出血
左手と左足が醜く曲がり、顔も半分に麻痺があります。
こんな姿では死んだほうがましだ、
なぜ私だったのかと嘆き途方にくれる毎日でした。


見舞いに来た友人が、病室の外に出たとたん
「きれいな人だったのにね。残酷なものね」と友人通しで話しているのを聞いたときには、
もう誰のことも信じることができなくなりました。
私を心配しに来たのではなくて、不幸な私をのぞきに来たんだと、
そのときにようやくわかり、それからは、面会は一切断ってきました。


今から考えれば、私は暗闇の底で、
恨みと悲しみの中に生きていたように思います。
そんな私に光をさしてくれたのは、やはり、かっこちゃんでしたよ。
かっこちゃんのことは、前から知っていて、
退院してから、久しぶりに、かっこちゃんのページを見に行って、
メルマガを知り、日記を読むようになりました。
本もアマゾンで購入しました。


私もフォーシーズンズさんと同じように、
かっこちゃんが書かれる宮ぷーさんの世界の優しさ、温かさ、
そして、楽しさに、夢中になりました。
気がつけば、私だって、心から支えてくれている家族や友達もいます。
そのことにどうしても目を向けることができなかったのです。


少し前向きになると、
曲がったきりだった手が少しずつ開いてきました。
本当に少しですが、開いてきて、
表情が変わった変わったと言われるようになってきました。
かっこちゃん、宮ぷーさん、そんな人はたくさんおられると思いますよ。
私は今頃になって、
大切なのは、見た目でも、学歴でもない。
優しさ、思いやり、まっすぐな心。伝えあう心です。
フォーシーズンズさん、
私も宮ぷーさんと一緒にかっこちゃんと一緒に、
そしてフォーシーズンズさんと一緒に前を向いて、
リハビリをし、回復していきたいと思います。 春風
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お医者さんからの感動メッセージも、これまでに何人も届いています。
今日のメルマガにも。


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かっこちゃんこんにちは。脳外科医です。
あ、もし、載せてくださるなら、僕はひろじちゃんではありませんよ。
もう一人の脳外科医です。
いえ、何人も読んでいるかもしれませんが・・・。


かっこちゃんのリハビリは素晴らしいですね。
いつも素晴らしいと舌を巻きますが、
今回の眼球のリハビリには驚きましたね。
脳幹を損傷すると、眼球の動き、
とくに左右に動かすようにすることは、かなり難しいのです。
とくに宮ぷーさんのような広範囲出血になると、
これはもうあきらめた方がいいと僕などは思ってしまいます。


けれども、どの部分もあきらめずに、
ちゃんと対策を講じているところが、本当にかっこちゃん、やりますね。


かっこちゃん。これはお世辞でもなんでもないですが、
かっこちゃんがお医者さんだったら、
論文がいくつもかけそうに僕は思いますね。
それでは、これからもかっこちゃんのリハビリ、看護、介護。
そして宮ぷーの回復。目が離せないですね。
・・・・・


メルマガを読んで
「きょうも有難うございます」と私の一日は始まるのです。
悲しみの暗闇から抜け出せたのは、かっこちゃんのお陰でした。



「満月をきれいと僕は言えるぞ」



宮ぷー心の架橋プロジェクト  


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