建築が人をつなぐ

昨夜のNHK「クローズアップ現代」は、
    建築が人をつなぐ
         〜妹島和世西沢立衛の挑戦〜  でした。



番組の「内容紹介」・・・・・ 
 フランスでルーブル美術館別館の建設が進んでいる。
建築設計を担当したのは日本人の建築家。
妹島和世さんと西沢立衛さんのユニット・
「SANAA(サナア)」だ。
去年、建築界のノーベル賞プリツカー賞」を獲得するなど、
世界から最も注目を集めている。
彼らが創り出すのは「公園のような建築」。
路地空間のある美術館や、室内が丘のように起伏する大学施設など、さまざまな仕掛けで人々の交流を生み出してきた。
彼らの建築はなぜ共感を呼ぶのか。
新たな建築の可能性に挑む2人にロングインタビューで迫る。・・・・・



「SANAA」設計の『まちに開かれた公園のような美術館』として、
「金沢21世紀美術館」(2004年10月オープン)も紹介されていました。


建築コンセプトは
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金沢市の中心部に位置し、だれもがいつでも立ち寄ることができ、
様々な出会いや体験が可能となる公園のような美術館を目指しています。
このため建物には表と裏のないガラスのアートサークルが採用され、
トップライトや光庭など明るさや開放感にも十分に配慮しています。
また、魅力的なショップ、レストランなど利用者ニーズに対応し、
気軽さ、楽しさ、使いやすさがキーワードのこれまでにない美術館です。

出会いと開放感の演出外壁や建物内の壁面の多くにガラスを採用し、
「透明であること、明るいこと、開放的であること」を求めました。
同時に、内部と外部など、
互いに異なる空間にいる者同士が互いの様子や気配を感じ取ることができる、出会いの感覚も演出されています。
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兼六公園の近くなので、街歩き中私はよく訪れます。
レストランもオシャレでおいしいので、楽しみのひとつなのですが・・・。
市内小中学生の作品展も積極的に開催され、
子どもたちに親しまれているようですね。








表面に水が張ってあって、上から覗くと人が「プール」に入っているように見える。人は地下から入る。


「21世紀美術館へ行ってきたんだよ。
プールに入ったりしてふたりで遊んできたよ」
婚約者が金沢に訪ねてきたときのことを、郁ちゃんはそういっていたね。
オープンしたばかりの頃でした。