キジが鳴いたよ

テレビで、幼児を抱いたお母さん、
「死ぬかと思いました。生きているのが奇跡です。
避難所から避難しなければならなくなったもので・・・」
「離乳食が用意できなくて・・・、食べさせてやれなくて・・・」


抱かれた幼児が孫と重なって、涙があふれるばかりです。


今生かされていること、
一瞬一瞬が奇跡なのだと、郁代が教えてくれたなあとしみじみ思いました。




「ケン、ケン!」
ああ、今年初めてキジの鳴き声を聞きました。
郁代が会いにきてくれたんだなあ。
「被災されたみなさんのこと、祈っています!」と。



地震のことで胸がふさがって、
春がやってきたこと、忘れていたなあと思いました。
浅野川周辺の森に棲息していて、
私の散歩道でよく出会うお友達です。


今、持っていたいのは
“希望”です!!