『ありがとうの花』

郁代が亡くなった後、部屋に遺されていたのが
『本当のことだから』(三五館・山元加津子著)でした。
かっこちゃんから毎朝届くメルマガは、
郁代からの手紙のように思えます。
そこでは、郁代にいつでも会えるのです。
私は今も、
メルマガを通じてかっこちゃんと交流を続けています。


待ってました!
ありがとうの花―魔法のメルマガは朝8時に届く
                (三五館・山元加津子著)



本の題名は
千恵ちゃんの「ありがとう」がもとになっているのですね。


・・・・・
昔いっしょに勉強していた千恵ちゃんはね、トイレでもどこでも、
私が千恵ちゃんを抱きかかえたら、「ありがとう」、座ってもらっ
たら「ありがとう」って、ありがとうを何度も何度も言うんだよ。
千恵ちゃんに、
「そんなにありがとうって言わなくてもいいよ」って言ったの。
そうしたら、千恵ちゃんがこう言ったよ。


「かっこちゃん、そうじゃないよ。
お母さんが教えてくれたの。
ありがとうって言うと、千恵子の心に花が咲くよって。
相手の心にも、自分の心にも
ありがとうって言うと花が咲くよって」
・・・・・


出版社からの内容紹介
読んでいると自然と「ありがとう」という言葉が口をついて出るようなメルマガがあります。
毎朝8時ごろになると届く「宮ぷー心の架橋プロジェクト」です。
このメルマガは、著者をはじめ5千人の読者みんなで語り合う、
不思議な空間になっています。
本書はそんなメルマガ内で展開された涙あり、笑いありのドラマを中心に、著者が書き下ろした作品です。
『ゆうきくんの海』『本当のことだから』につづく、感動ドキュメント!



出版社からのコメント
大震災と、今なお進行する原発震災は、
胸のつぶれるような悲劇を見せつけております。
しかし一方で、
人と人はつながって生きているといった「絆」感覚を呼び覚ましたのも事実です。
こうした表からは見えない私たちの底に流れる心情を確かなものにするべく、本書を世に問いました。
「私」も「あなた」もそれぞれが宇宙の中心にいて、
お互いに役立ちながら明日を生きている、
という著者の静かで熱いメッセージをご一読いただければ幸いです。