クッキーの似顔絵
孫が手造りクッキーに描いてくれた似顔絵。
似てる似てる有難う!!
郁ちゃん、遺した手紙に書いてあったね。
「親孝行できなくてごめんね。
孫の顔、見せられなくてごめんね・・・」
一番言いたかったことかもしれないね。
あなたは子供のころからユニークな女の子だったねえ。
小さいころ、お兄ちゃんの自転車を追っかけて風のように走っていたねえ。
ニャンコの餌をもらいに近所の魚屋さんに毎日かよったねえ。
二階の屋根瓦に干した布団に寝転がって空をながめていたねえ。
友達を連れてきて保育園の屋上で寝ながら、満天の星を仰いでいたねえ。
そんな姿見ているだけで、楽しかったよ。
その後も数々のエピソード、退屈しなかったよ。
あなたの子をどんなに見たかったか・・・
郁ちゃんに負けないユニークな子供だろうからね。
いっしょに遊んだらどんなに楽しいだろうって。
でも、決して口に出せなかった・・・。
そんな母の気持ち、ちゃんとわかっていた。
そのあなたの気持ち、私がわからないわけがなかった。
そして、やっぱり書いてあった・・・
「孫の顔、見せられなくてごめんね・・・」